豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

喜多川歌麿 「北国五色墨」 他

2022年11月10日 | 今日の美女

◎ 北国五色墨

 北国と言っても現在の東北地方ではなく、当時「北国」とは「吉原遊郭」のことで、その女達の格の違いを描いたもの。

 吉原の娼妓全てが「おいらん」ではなく格の高い遊女のこと。芸妓は文字通り三味線などで座を賑わす者で娼妓とは異なるエンターティナーである。切り店以下は一般大衆向けの格の低い女郎で、まだ娘という若い子はうぶな感じを残しているが、以下は荒んだ姿になっている。 タイトルの地が五色。

   おいらん     ・     芸妓     ・     切りの娘

   

  川岸     ・     てっぼう

 

 

◎ 新形五色染

 一枚欠けているが、上と違って普通の親子の姿を描いたもの。不明瞭だが駒絵の染物で五色が示されている。

   

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