豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Psyche の試練 4

2013年09月06日 | 今日の美女
 後悔したプシケは最高女神のジュノー(ヘラ)と収穫の女神デメテル(ケレス)に嘆願するが神々の掟により認められない。どこかの大臣のように好き勝手に法律をねじまげようとするようなわけにはいかないのである。けれども、デメテルからヴィーナスのもとに行くよう示唆される。
 そこでヴィーナスのもとに嘆願に行くが、「可愛い息子のキューピーちゃん」を傷つけたとして赦してもらえず、それどころか姑の嫁(まだ完全な嫁姑かんけいではないが)いびりよろしく、無理難題の仕事をやらされることになる。
 「入り混じった大量の穀物の粒を選別する、獰猛な金の羊の毛を刈り取る、龍の住む泉の水を汲んでくる」などである。しかしながら不思議な力に助けられすべてを成し遂げると、こんどは壺(箱)を渡され冥界の王妃プロペルセナから「美」を分けてもらってくるよう命ぜられる。
 この不可能な難題も不思議な助力で冥界へ行き、なんとか「美」を貰うことが出来た。
 その帰途、箱の中身に惹かれてまたしても好奇心から、開けることを厳禁された蓋を開いてしまうのだった。
 すると・・・・・・・・・
 

デメテル(左)とジュノー(右)に嘆願するプシケ。        プシケの絵姿を見て嘆く傷心のクピド。
  Sir Edward Coley Brune-Johns               Charles Meynier
  

ヴィーナスに責められるプシケ
  Luca Giordano                                Robert Van Vorst Sewell
  

 Henrietta Rae                                             Edward Matthew Hale
  

穀物を選り分けるプシケ。                           四つの試練をするプシケ
 Luca Giordano                                John Roddam Spencer Stanhope
  

地獄の川の渡し守カロンとプシケ
 Eugene-Ernest Hillemacher          ohn-Roddam-Spencer-Stanhope 
  

地獄の番犬三つ頭のケルベロスとプシケ
 Edmund Dulac                       Paul Alfred Curzon
   

冥界の王プルートと王妃プロペルセナとプシケ    蓋を開けるプシケ
 Charles Joseph Natoire         Bertel Thorvaldsen       John William Waterhouse
    



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