じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

吉永春子さん魂

2017年01月08日 | 日々のこと
一日中止むことなく冷たい雨が降り続き、
今日は全く一歩も外へ出ないまま・・・・
ラヴの散歩もお休みしました、歩数は500歩ほど。

例によってテレビ三昧。
たまたまですが、見ごたえのあったのはBS-TBSでやっていた、
追悼特集「TVドキュメンタリスト・吉永春子」
2016年11月に亡くなった、元TBSでドキュメンタリー制作者の吉永春子さん(享年85歳)
ドキュメンタリー 7作の内、今日放映されていたのは
 「ある傷痕~魔の731部隊」 (1976年)
 「街に出よう~福祉への反逆・青い芝の会」 (1977年)
 「追及・海部メモの黒い流れ~ダグラス・グラマン事件」 (1979年)

いずれも真実の追及、自らの取材が深掘りで、鋭い切り口に引き込まれた。
闇に葬られようとしていた731部隊の実体に迫る迫真作は、
元幹部や携わっていた人達を一人一人直接取材し、真実を晒していた。
「街に出よう・・・」では、当時脳性まひ、身障者を一人ではバスに乗せない、
強制的に引きづり降ろす場面など、社会からの偏見差別を扱っていた。
また政治が絡む黒い霧に対しても、グイグイと切り込みジャーナリスト魂を見せつけられた。
よくは知らない人でしたが、すごいドキュメンタリストだったのだなあ・・・・
曖昧な解説を挟まない事実の報道には力がある。

それに比べれば最近のジャーナリスト、文春砲などと言うのは豆テッポウに思える。
芸能ゴシップにうつつを抜かし、甘利氏の件などもすっぱ抜いただけで後はうやむや、、、
詰めが甘々で、政治がらみは深追いしない、情けないですね。


タカサゴユリの殻
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6 コメント

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へっぴり腰のマスコミ (Hじじ)
2017-01-09 06:50:37
“吉永春子さん”って知りませんでしたが、気骨のあるすごい人と思います。享年85ということは、10代の半ば頃に戦争を目の当たりにし、その悲惨さを体験したのだろうと想像します。
この頃のマスコミは政治に対する突っ込みが弱く尻切れトンボになっている。政府や自民党のマスコミ批判で委縮している。というか、言いなりで迎合しているように感じます。ottchさんに同感です。
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Unknown (はる)
2017-01-09 09:55:15
昨日は寒かったですね。
うちもコタツムリでした(笑

すごい方がいたのですね。
今は、SNSにポッと話題を与えれば、アッという間に世間の話題になっていくので、
ジャーナリストはいらないのかもしれません。
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同感 (さすらいの、、、)
2017-01-09 11:19:05
マスメディアが芸能人などの私生活にまで踏み込んで不倫だ解散だと騒いでいわば暢気なことを取材して知る姿は嫌悪さえ覚える。貧富の差が深刻になっている国内事情や飢餓に苦しむ貧困国があるのに<大食い選手権>とはディレクターの良識を疑いたい。
1党独裁の感がある現状をみるとき政治的な話題は禁句なのかもしれない。嘆かわしい。
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Unknown (ottch)
2017-01-09 23:31:23
Hじじさん、
お抱え新聞社や週刊誌のようなところは別にしても、
一般紙やテレビでも政権におもねる、あるいは忖度する報道になっているように思います。
権力に対しても迎合することなく毅然とした報道を、
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Unknown (ottch)
2017-01-09 23:31:59
はるさん、
冬の雨は寒いですね。
雨の日の散歩お休みはラヴも了解すみです。

溢れる情報の中の真実を読み取る目が必要ですね。
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Unknown (ottch)
2017-01-09 23:32:28
さすらいの、、、さん、
テレビも何だか低俗番組が多くなりましたね。
NHKのドュキュメンタリー番組くらいでしょうか、よく出来ているのは。
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