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あずまんが大王 第6話「体育祭」 感想

2011-09-23 00:54:35 | あずまんが大王(アニメ)
↑10年も前から「ゆるい百合」の系譜は始まっている。ルーツ的な意味でも今のアニメファンも是非。





この体育祭シリーズって2年でも3年でもやるんですが(文化祭も同様)、
一発目からこの完成度の高さ!
どこを切っても面白いっていうか、完全にネタが詰まりまくってますね。
出し惜しみなしっていうか
どのキャラも面白いし、存在感あるしで、思わずゲラゲラ笑ってしまったネタも。そこはきっと思い切りの良さって言うか
王道ゆえにネタがストレートに笑えるんですよね。横道に反れたのがみなみけ、コアなネタも取り入れたのがらきすたって考えると
最も誰にでも受けいれられる日常ものっていうのはやはり「あずまんが大王」なのかも。
それを更に極端にしたのが「日常」で
百合方面を強化したのが「ゆるゆり」か。安易なカテゴライズもどうかと思いつつ
そう考えると後続も後続で色々考えてて面白いですよね。
今見返すとそういう視点でも観れるから更に興味深い感じはするよね。

で、この話は何気に大人の汚い面が出てるっていうか
要は生徒をダシにして賭け事やっちゃってる訳で、これもまた酷いなあ、と思いつつ
生徒のフォークダンスにちゃっかり混ざってる木村先生もまたキモいなあ、と(笑)。
これはある種のモラトリアムっていうか
学生気分が抜けない大人達って観点でみてると、それもまた一つの願望なのかな・・・って思えてきて色々な意味で納得する作りにもなってるんだな、と。
大人だってふざけたいし
大人だって遊びたい。
木村先生はともかく、にゃももゆかりもそれで生徒のやる気に繋がった部分もあるし
榊さんだってちよちゃんの為に頑張れた部分はある訳だ。
って考えると
案外これも悪くはないな、っていうか、子供らに伝わってなければそんなに悪影響でもないかなって思います。
そんな今では絶対に叶わない自由気ままな行動だとか発言に憧れる部分もあったりなんかして
そこもまた日常ものの良さなのかな、とか個人的には感じながら見ました。


普段はともちゃん好きなんですけど・・・
いや、全然ともちゃんリーダーシップ発揮してて良かったですし
よみとも的な視点でも、一緒にロープ引いてたり、フォークダンスの時も一緒に並んでたり
体操も一緒で
怒られてふざけ合ったりしてて、その仲の良さには脱帽しつつも(笑)。
この回は榊さんの格好良さが半端ではないね。
ちよちゃんの為に
クラスの為に
実は責任感が強い榊さんの本領発揮です。後に一方的にライバル視される神楽の猛攻も振り切り
一心不乱に勝利を手にし続ける榊さんのストイックな姿にかおりんでなくとも惚れる。
キャラが育つっていうのはこういう事を言うんだな、って
今見てて改めて気付きました。
フォークダンスでは数合わせに男子の方に入れられる榊さん。でも、まあ雰囲気的には分かります。
そんで榊さんに憧れるかおりんの無限大ダンスタイムが始まる訳ですけど・・・
今でいうちなつちゃんと結衣先輩みたいなもんか。
でもこの後木村との地獄の会合が待ち受けてるんですけどね(笑)。さっきまで良い意味で死ぬ~って使ってたのに一気に本来の意味に逆戻り。
この頃からきっと木村先生に目を付けられてしまっていたんですね。色々とご愁傷さまです!

しかし榊さんが頑張りまくってるその最中・・・
大阪さんとちよちゃんは全くいいとこなしですな。
ちよちゃんはかろうじてチアで活躍したけど
真性の戦力外の大阪さんは一体・・・。まあ、可愛けりゃ正義ですよね。ね!





この回はオチもめっちゃキレイに決まってて、正直今の視点で観るとそこもすげえ感心する。
ちょうど何もかもが上手くスッポリとハマった感じっていうか。
大阪さんここで初めてナイスツッコミですね。
みんなのブルマ姿もホント眩しくて!ってこれじゃ木村先生と変わらないですね。反省反省。





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