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あずまんが大王 第2話「大阪の一日」 感想

2011-09-08 02:08:39 | あずまんが大王(アニメ)
↑2話にして既に大阪さんの独壇場である。




という訳で2話目の感想です。
いやー何なのこの子は!とでも言いたくなるくらいの
大阪さんの天然っぷりが発揮されてる回です。そのあまりの可愛さにため息が出るくらいなんですけど
ここで秀逸だと思うのは、一番年齢的な意味でスペックが低いと思われるちよちゃん
そんなちよちゃんと比べてもダメダメというか
小学生の年齢の子にも負けるくらい
彼女のダメっぷりが強調されていて、それ即ち「大阪さん」という新しい生き物を描いているのです。
女子高生って生き物なら誰もが強烈に毛嫌いするGも眼中になし
交差点もろくに渡れず
競争でも圧倒的最下位、手洗いも満足に出来ずに感性もどっかズレてるし
かといえば割り箸がキレイに割れただけで磐石の喜びをみせる
どっからどう見てもオンリーワンな性質を持つ、独特の雰囲気の女の子。

でも、言ってみればそのどこにも当てはまらない感覚、そのズレてる感じが大きく支持されたんでしょうね。
多分ダメダメでも「大阪さんだから」で許される部分ってあるじゃないですか。
それこそ「かってに改蔵」の羽美だから~、みたいな。
所謂天然記念物というか
これもある種の男の理想を詰め込んだキャラっていうか。いつまでも純真で居て欲しい的な。
その勝手な願いを究極的に具現化したのがこの大阪さんなんだと思います。
勿論こんな女子なんて実際にいるわきゃございません、でもだからこそ夢見る的な。
だからいってみれば日常もののアニメって一つの夢物語というか
永遠に純真な少女を眺めるって意味合いでは中学校の卒業写真を眺める感覚に近いのかもですね。
一種のモラトリアムというか。

或いは、もう二度と戻れない学生時代を味わったり
現役の方は仲間との下らないダベりをバーチャルで堪能したり・・・学生時代が舞台で
そこで何人かの仲間ってだけである程度懐かしさや共鳴みたいなものは生まれますし
大体記憶に残るのってそこが中心だったりするんですよね。
下らないクイズだったり
しゃっくりを直すためにしょうもない知恵出し合って
最後は結局人にうつして終わり、って何気に榊さん残酷な性格しとるな(笑)。
そんなたわいもない日常が
多分すっごく面白くて
こういう時間こそが一番貴重なんだな、とも思えて。
2話目から本領発揮の出色の回を味わいました。いや~本当に良かった良かった。
大阪さんの可愛い姿を観たけりゃこの2話をガン見しなさい、ってオチで。
まるで現代社会のオアシスみたいな子ですよね(適当)。
ほんわかさせられる上に
声もまたキャラに合ってて、相当原作を上手く料理してるなってのも分かる作品です。
特に私はアニメから逆流したタイプなので未だにこっちのが好きだったりする。




どうでもいいけど、激辛コロッケをわざわざ食わそうとするあたり
よみもよみでかなりのイタズラ好きなのが分かりますね。ある意味打撃よりもキツいし。




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