君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

あずまんが大王 第8話「初夢スペシャル」 感想

2011-10-25 05:40:21 | あずまんが大王(アニメ)
↑「10年連続」の部分にツッコミを入れるべきか否か。そして潜在的によみを2位にしてるのも、さり気に評価してるんだね、って少し。




この回は、みんなの夢の中を描くって言う
割とシュールさを前面に押し出した回なんですけど
これが原作以上にケイオスでニヤニヤ出来る出来になってて。
原作は原作で面白いですけど
この回に関してははっきりとそれを越えたって個人的に断言出来ます。正に完璧な出来に近い。
そしてこういう回が後続の「日常」に影響を与えてる事は言うまでも無い。



①大阪さんの夢
ちよちゃんのツインテが取れる辺りは「ゆるゆり」のあかりんを彷彿とさせますね(笑)。
ちよちゃんがそのツインテに支配されてる、っていう
前衛的な内容なんですけど
最後はそのツインテを取ってしまってちよちゃんが死んでしまう、っていうオチで。
この間の取り方とか
その場の空気感がすげえ独特で、
当時の自分にとってはこのテンポの空け方にものすごい衝撃を受けたことを思い出しました。
この間がめちゃめちゃ面白いって言うか、観ててストレスも受けないし。
死なせた責任を取って
自らに付けて飛ぶってオチも、投げやり感が実に最高ですね(笑)。

②ともちゃんの夢
当時も今も、ともちゃんが一番好きなので
このパートは繰り返し観たなあ・・・ともちゃんは他のキャラに比べると
そんなに体型的に目立ってないけど
実は中々の優良物件だと思うんですよね。中くらいの、大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいそのカンジ。
おまけに締まってる所は締まってると思うし・・・背丈もそこそこハマりのよい印象で。
そんなともちゃんのプロポーションがピックアップされたカットは
何度観てもたまらないですねえ。
若干「みなみけ」の夏奈っぽい表情もあったり、その後の自分の趣向にも影響したんだな、って思う。
  しかし、よみの「0点」の描き方とか渡し方が投げやりすぎて
思わず爆笑してしまいました。どんだけ意識してんのよ、って話ですよね(笑)。ある意味見せ付けられてるわ、これ。

③榊さんの夢
これが一番シュールですね。
ちよ父は未だに語り継がれる名物キャラです。
この辺のシュールさは
王道系であるあずまんがの中でも結構珍しい感じ。怒りに震えるちよ父のシーンは
当時学生だった頃何度も爆笑した記憶があるけど
今観ると逆にその前のよみのパートの方が笑える、っていう。これも歳による感性の変化なのかな?

④かおりんの夢
これがオリジナルだったかな。
こういう事が出来るから原作付きアニメは面白い。
シュールっていうよりは
かおりんのキャラ性を押し出したようなお話でしたが
逆にこういう分かりやすいネタを押し込む事によって
シュールが苦手な人も面白く観る事が出来て全体的なバランスも取れる、っていう。
上手い事考えられて作られてるなあ、と。
そして不良のちよちゃんはなんか新鮮で可愛い(笑)。かおりんの起き抜けの髪型で更に笑える仕上がりに。母親とそっくりやなあ。





夢に出てきたちよちゃんは、各々で普段とは随分印象が違う為に
現実で出会ったときに思わず反応が違ってしまう、っていう。これは原作からしてそうでしたが
ただ単にifの話だけで終わってない部分がこの物語の秀逸なポイントですね。
大好きなお話の一つです。





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