数日前、馴染みの焼き鳥屋で呑んでたとき、常連さん(メジナ釣りをやられる方)から、
15日のNHKスペシャルを見た?と聞かれました。その日は遠征していたのでその番組は
見ていませんでした。内容を訪ねたら「海の放射性物質汚染」の話だったそう。
ひたちなか沖や東京湾がかなり酷いことになっていると・・・
で、その番組、再放送があったんですけど、それも連日の呑み会で見逃してしまいました。
オンデマンドで見るという選択肢もありますが、まずはwebを徘徊。するとブックマークしている
ブログに関連記事を発見。それが
この記事。
リンクをたどると動画発見。これがいつまでupされているかはわかりませんが、
とりあえず一気に見ました。それが
コレ。
個人的には非常に重要かつ衝撃的な内容でした。
たとえば、原発周辺の海域の海底の汚染が顕著なのはともかく、ひたちなか沖でも
かなりの線量。大洗、鹿島沖は低値で銚子沖ではやや高い。それは原発周辺の河川
から流れた放射性物質が沿岸流(地球の自転のせいで南に流れるらしい)にのって
南下してるんだそうな。
赤城大沼はほぼ閉鎖系(流れ込む川は多くあるけど流れ出る川は一つだけ)
で、周囲の山々に降り注いだ放射性物質が大沼に流れ込んで濃縮されてしまう。
あと個人的に驚愕だったのは、東京湾の話。
関東平野各地から荒川とか江戸川とか多摩川を経て放射性物質が東京湾に流れ込み
泥底に沈殿しているんだって。しかも東京湾も奥まった形なのでなかなか拡散せず
これから2年後くらいがピーク。それで10年くらいは汚染が続くでしょうと。
それってホントなの?
現時点ではまだ影響は少ないとのこと、なぜなら放射性物質はホットスポット的に存在
してるから。でもそれは今の話。今後はどうなるか。江戸前のハゼやアナゴをはじめ、
内房のキスもヤバくなるような気がしています。
あの忌まわしい原発事故のせいでこんなことになるなんて・・・悪い方向の結果、
予想はしていましたが、それが実際に調査で明らかになるとは。
閉鎖系で奥まっていて・・というと鹿島港内もかなり気になる構造かも、です。
とすると、影響がほとんどないのは外房ですね。今後は外房通いかな。
でもまぁ、海の汚染、海水だけじゃやっぱり意味はなくて、海底への放射性物質の蓄積
をちゃんと測定しないといけません。東京湾は遊漁船も職漁船も一杯出て釣りやら
漁やらやってるんだから、ちゃんとチェックしないと。
赤城大沼、それに榛名湖もかな? 一度底にたまってしまった放射性物質は食物連鎖
を繰り返して循環するんだそうです。半減期を何度も待って減衰するのを待つしかない
んだろうか? ワカサギ釣り、一度行きたかったのに。
色々と考えさせられた番組でした。
(ってか、NHKが流しておしまいではなく、国がもっと積極的にきちんと対応
せにゃならんとちゃいますかね?)