goo blog サービス終了のお知らせ 

無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

介護保険料増額案に賛成した理由

2015年04月17日 04時47分00秒 | 私の介護
おはようございます。昨日は、88人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

先日、個人的に行っている市民アンケート調査の意見欄に「一部の高齢者だけが楽しめるサロンや遊戯施設に補助金を出すくらいなら、高齢者すべてに関わる介護保険料を安くしてほしい」との意見が寄せられました。

現在、白河では高齢者が「引きこもり」などになって、病気等を引き起こしたり、悪化などしないように、楽しく老後を過ごしていただこうと「高齢者サロン」を支援しています。また、高齢者が集いやすい「カラオケ」や「麻雀」等の遊戯施設への補助制度があります。これらにより、少しでも多くの高齢者が介護等のお世話にならないようにしたいとの想いです。しかし、ご指摘の件も理解できます。全ての方が「サロン」や遊戯施設に行くわけではありません。市民平等に福祉を受ける権利があるとの視点から考えると検討すべき課題があると考えます。

介護保険料について述べたいと思います。
去る3月議会において、平成27年度から平成29年度までの介護保険料を改定致しました。先日発行した「はってん」でも述べましたが、基準額(課税世帯で本人は非課税、年金と所得が80万円を超える方)では、月額5100円から月額5800円と700円、年額では61,200円から69,600円と8400円の増加(約14%増)となりました。年金暮らしの方々には大変なことだと理解しながらも、私は賛成をしました(賛成多数により可決)。理由は、昨今、高齢者世代が増加し、介護を受ける方が急増している現状をを見ている時、これは避けては通れないことだと考えました。皆さんに安心して長生きしていただくためにも、今回の値上げは止む無しと考えました。

しかし、その一方で、税金の無駄使いがあればどうでしょうか?「人口6万人の小さな市が、文化施設に100億円とはいかがなものか?」「市長・職員・議員の報酬アップをするくらいなら、他の予算に使うべきだ」「イベントばかりやってるが、それも我々の税金から支払われていることを忘れるな」「海外に何をしに行くのか知らないが、そんな予算があるのなら、もっと他に使うべきだ」等など、たくさんのご意見をいただきます。

その通りです。

しかし、今この場では、この案を通す必要生があると感じ、賛成を致しました。無駄使いというご意見に関しては、一つ一つ糾していくことが必要です。一議員には、市政の方向性を変えることはできませんが、市民の声を議会という場で執行部(市長)に発言し、糾していかなければ、一握りの市民のための政治になってしまう。それをさせないのが我々議員の務めだと私は考えています。
さて、昨日ある市民宅をお訪ねすると、「****議員が、大竹は評判が良くない。市長に何でも反対してる。彼には何もできないと言っていたよ」と教えていただきました。時々、同じような話を耳にしますので、残念ではありますが、このような私へのバッシングをコツコツを行う方々が数多くいらっしゃるようです。私は、****議員、他の同僚議員の個人的な悪口は一切言わず(有権者のお宅で同僚議員の悪口を言わないのが私のポリシーです)、説明をさせていただきました。

●昨年末に、市長・議員・職員の期末手当等がアップしたことを教えてくれた議員はいますか?
●他市と比較して遅れていること、実行されていないことを指摘し、白河市発展のために尽力するのは市議の仕事ではないですか?
●税金を使っている以上、それに納得がいかなければ、指摘し、改善を求めるのは、当然のことではないですか?


「大竹は、市長に反対ばかりしてるから何もできない」と、噂を広げる努力をしている方々がいるそうです。また「大竹を絶対に落選させろ」という圧力が、前回もあったと聞いております。まず、介護保険料の件でもわかるように、何でも反対するのではなく、是々非々で考えております。何もできないとは考えておりません。「簡単」にはいかないかもしれませんが「簡単」に物事を通すために、何でも「賛成」することは、私のポリシーに反します。まずは、市民・庶民の目線に立ち、皆様の代弁者となり、「是々非々」で考えることが必要だと思っております。何でも「賛成」「反対」すれば簡単ですが、「是々非々」で考えるためには、勉強が必要です。自分で判断をするために、日々勉強しているつもりです。

白河市を愛する者の一人として、白河市民の善意を信じ、これからも圧力に負けずに頑張りたいと思います。

もし「自分は市長と仲が良いので、貴方がお困りのことがあれば、願いを通してあげる」という議員が多いとすれば、非常に残念です。身近な困りごとは、本来は町内会等を通して陳情すればいいことであり、市議は第一の仕事は、市政のチェック機関のはずですチェック機関としての役割が果たせないのであれば、多くの市民が言うように、「議員など要らない」ということになります。
今後も、市民の皆様の声に耳を傾けていき、精進したいと思います。