無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

白河第一小学校、放射能汚染土処理問題及び他施設汚染土搬入問題

2012年09月21日 15時26分50秒 | 福島原発事故 放射能汚染
昨日20日、9月議会が始まりました。今回の質問の中には、白河第一小学校の放射能汚染土の問題も含まれています。昨年、校庭の除染が行われ、校庭内に埋められました。今年の夏には、昨年除染が行われなかった部分まで除染が行われました。しかし、昨年同様近隣住民への説明は全くありませんでした。

中でも、白一小は自然豊かな場所にあり、膨大な数の汚染土が出ます。これを埋めるのは大変なことです。数メートル先に民家があるのであれば、説明をし、理解を求めるのは当然の行為であると考えます。

先日早朝、汚染土が置かれた第二校庭に行きました。すると、ひまわり保育所と児童館の文字が書かれた汚染土を発見しました。写真をご覧ください。







大変に不自然な置き方をしていました。外側にあった汚染袋には、ビニールシートがかけられ名前が見えなくなっていました。奥を見ると、空間があります。外堀を作り、名前を隠し、内側に他施設の汚染袋を搬入していたようです。

この日、教育委員会に連絡をし、搬入及び埋設をストップさせました。


19日、市役所で担当課(教育委員会と放射能対策室)4名から説明を聞きました。ひまわり保育園と児童館は借地であるために汚染土を埋めることができず、白一小に埋めることにしたとの説明ですが、子どもの健康を守るために、小さな子どもがいる小学校に汚染土を集めるという行為には疑問が残ります。近隣住民(土地所有者)として同席した妻からは、ゲートボール場(武道館隣り)や森林公園に持っていくことを検討できないのかという提案が出されました。

また、埋める予定だった白一小の畑部分は、昨年除染ではなく「天地替え」が行われたそうです。これは、永久的にセシウムを放置する手法であり、見逃すことはできません。土留めの水抜きからは、放射能を含む汚染水が雨のたびに流れ出る可能性もあります。樹木はセシウムを吸い上げ、セシウムを含んだ葉を落とす可能性があります。そして、その落ち葉をボランティアのPTAが片付け、雨水の中を子どもなどが歩くということを考えているとは思えない判断です。また、近隣住民からすれば、大変な迷惑行為であり、広大な土地から撒き散らされた汚染土により、室内にいても咳き込むほどの状況であったと聞きました。この脇の通学路を、大人も子どもも歩いていたわけです。PTAには説明したと言っていますが、近隣住民としては納得していません。セシウムが埋まった場所を掘り返し、大量(約200袋)の汚染土を説明もなく埋めようとする行為に苦情が出るのは当然です。

このような行為が発覚すれば、白河市への市民の目は厳しくなるばかりです。また、一時仮置き場が決まれば、このような問題もなくなります。
この問題について、議会で追及したいと思います。


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