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無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

「高浜原発再稼働認めず」について

2015年04月16日 04時55分03秒 | 独立型太陽光発電・節電
おはようございます。昨日は、79人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

昨日の福島民友新聞一面に「高浜原発再稼働認めず」との見出しがありました。
記事の中で『関西電力高浜原発3・4号機(福井県高浜町)の安全対策は不十分として、周辺の住民らが再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁は14日、原子力規制委員会の新帰省基準は「穏やかにすぎ、合理性がない」と指摘。基準に適合していても再稼働は認めないとの決定をした。原発運転禁止の仮処分は全国初。訴訟の判決と異なり、決定は直ちに効力を持つ。』とありました。

国や電力会社は、そもそも福島原発事故をどのように思っているのか、大変疑問に思うところがあります。
今回の仮処分の判決の中で、裁判長も「新基準に適合しても安全性は確保されていない」と批判している。
我々福島県民の多くは、長年「原発は絶対に安全」という安全神話を信じていましたが、福島原発の事故が起きました。
「絶対に安全などはあり得ない」と我々は学んだはずです。しかし、国は「絶対はないが、大変厳しい規制基準を作ったので、安全性は確保されている」と言い続けています。「絶対はないが安全である」大変矛盾を感じる言葉と思います。

では、原発以外に電力はないのか?
昨年、「太陽光発電の企業申し込みが急増し、申込規制」などの記事が会ったように記憶しています。
自然エネルギー・再生可能エネルギーによる発電は可能であり、その発電量は原発による発電量を超える可能性さえあると言われています。
問題は、昼夜の差、発電の安定性そしてコストであると国や経済団体等は言います。しかし、日本には技術力があります。
国や経済団体は、今こそ再生可能エネルギーの分野や蓄電装置開発の分野にお金をかけ、低コスト化に努めるべきと考えます。

それでも、原発がいいのでしょうか?
原発に固執する意味が分かりません。逆に言えば原発による利権問題等があり、止められないのかと疑ってしまいます。

私は、多少不便であっても、コストが高くとも、未来の子どもたちに安全安心な暮らしを残すため、「脱原発・卒原発」を訴え続け、再生可能エネルギーによる社会が訪れることを願っています。