日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(551)「括弧」と「返り点」(Ⅶ)。

2020-03-13 12:18:09 | 「漢文訓読」と「括弧」。

―「昨日(令和02年03月12日)」の「記事」を補足します。―
(01)
コウ盍 なんゾ・・・ざル、ナンゾ
再読文字 ]なんゾ・・・ざル《副詞+助動詞》《「」は「何不」の二字の合字》
(天野成之、漢文基本語辞典、1999年、130頁)
従って、
(01)により、
(02)
①  学=(副詞)+(否定)+学(動詞)。
何不 学=(副詞)+(否定)+学(動詞)。
に於いて、
①=② である。
(03)
(2)「未」は「いまダ~ズ」とよみ、「まだ~しない」の意で、「尙不」と同じである。
(中澤希男・澁谷玲子、漢文訓読の基礎、1985年、90頁)
従って、
(03)により、
(04)
①  学=(副詞)+不(否定)+学(動詞)。
尙不 学=(副詞)+不(否定)+学(動詞)。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
never 意味と語源
【英語】絶対にない。決してない。今までにない。
◉ 語源解説
古期英語 ne(否定)+aefre([ever] 今まで
(never 意味と語源 – 語源英和辞典)
従って、
(05)により、
(06)
① never 学=今まで(副詞)+不(否定)+学(動詞)。
②  尙不 学=今まで(副詞)+不(否定)+学(動詞)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
再読文字」は、固より、「字」ではなく、「字」であるため、
「漢文訓読」であっても、「文字」を、「度読む」ことはない
然るに、
(08)
① 一レ
に対して、
② 二レ
といふ「返り点」があるとすると、
② 二レ 一
でなければ、ならない。
然るに、
(09)
② 二レ 一
であるならば、例へば、
② 読二レ漢文
である。
然るに、
(10)
② 読二レ漢文
であるならば、
② レ で返って、「読」を読み、その後で、もう一度
② 一 で返って、「読」を読むことになる。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
② 読二レ漢文。 といふ「返り点」があるとすると、その場合、
② 読二レ漢文
の「訓読」は、
② 漢を読み、文を読む。
でなければ、ならない。
然るに、
(12)
② 漢を読み、文を読む。
であるならば、実際には、「返り点」は、
② 読漢読文。
でなければ、ならない。
従って、
(08)~(12)により、
(13)
① 一レ
に対して、

といふ「返り点」は、有り得ないし、同様に、
レ、レ、
といふ「返り点」も、有り得ない
従って、
(13)により、
(14)
「返り点」とは、
(Ⅰ)レ、一レ、上レ、甲レ、天レ
(Ⅱ)一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
(Ⅲ)上、中、下
(Ⅳ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅴ)天、地、人
といふ「5種類」である。
然るに、
(15)
(Ⅰ)レ       は、
(〃)二 一   と「同じ」であり、
(Ⅰ)二 一レ  は、
(〃)三 二 一 と「同じ」であり、
(Ⅰ)下 上レ  は、
(〃)下 中 上 と「同じ」であり、
(Ⅰ)乙 甲レ  は、
(〃)丙 乙 甲 と「同じ」であり、
(Ⅰ)地 天レ  は、
(〃)人 地 天 と「同じ」である。
従って、
(14)(15)により、
(16)
「(レ点を含む)返り点が、表し得る、順番」は、
(Ⅰ)一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
(Ⅱ)上、中、下
(Ⅲ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅴ)天、地、人
といふ「4種類の返り点が、表し得る、順番」に「等しい」。
然るに、
(17)
(Ⅰ)一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
(Ⅱ)上、中、下
(Ⅲ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅳ)天、地、人
に於いて、
(Ⅰ)を挟んで返る場合に、
(Ⅱ)を用ひ、
(Ⅱ)を挟んで返る場合に、
(Ⅲ)を用ひ、
(Ⅲ)を挟んで返る場合に、
(Ⅳ)を用ひる。ものの、
(18)
(Ⅱ)上、中、下
の「3つ」では足りない場合は、
(Ⅱ)上、中、下
(Ⅲ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
ではなく、
(Ⅱ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅲ)上、中、下
といふ「順番」にし、
(19)
(Ⅳ)天、地、人
の「3つ」では足りない場合は、
(Ⅲ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅳ)天、地、人
ではなく、
(Ⅲ)天、地、人
(Ⅳ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
といふ「順番」にする。
従って、
(16)~(19)により、
(20)
いづれにせよ、
① 三 二 一
① 3>2>1
といふ「順番」は、『返り点が、表し得る「順番」』である。
然るに、
(21)
① 三 二 一
が「返り点」である。
といふことは、
① 三 二 一
といふ「返り点」が付いてゐる「漢字」を、
① 一 二 三
の「順」で「読む」。
といふことである。
然るに、
(22)
「(レ点を除く)返り点」が、「漢字」に付いてゐることは、
漢字」が、「(レ点を除く)返り点」に付いてゐることと、「同じ」である。
従って、
(21)(22)により、
(23)
① 三 二 一
といふ「返り点」を、
① 一 二 三
といふ「順」で「読む」といふことは、
① 三 二 一
といふ「返り点」が付いてゐる「漢字」を、
① 一 二 三
といふ「順」で「読む」ことであると、見做すことが、出来る。
然るに、
(24)
① 三 二 一
① 3{2(1)}
に於いて、
3{ }⇒{ }3
2( )⇒( )2
といふ「移動」を行ふと、
① 3{2(1)}⇒
① {(1)2}3=
①     1<2<3。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
従って、
(23)(24)により、
(25)
① 三 二 一
① 3>2>1
といふ「返り点」が付いてゐる「漢字」を、「括弧」を用ひて、
① 1<2<3。
といふ「順番」で読むことは、「可能」である。
然るに、
(26)
② 文読漢。  と書いて、
② 漢文を読む。と「訓読」が有るならば、その場合の「返り点」は、
② 二 三 一
② 2<3>1
でなければ、ならない。
然るに、
(27)
② 2(3{1)}。
2( )⇒( )2
3{ }⇒{ }3
といふ「移動」を行ふと、
② 2(3{1)}⇒
② ({1)2}3=
①   1<2<3。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
然るに、
(28)
①{( )}
②({ )}
に於いて、
① は「括弧」であるが、
② は「括弧」ではない
従って、
(24)~(28)により、
(29)
「括弧」は、
① 3>2>1 といふ「順番」を、
① 1<2<3 といふ「順番」に、「並び替へ」ることは出来ても、
② 2<3>1 といふ「順番」を、
② 1<2<3 といふ「順番」に、「並び替へ」ることは出来ない
然るに、
(30)
② 二 三 一
のやうに、「上(左)へ返ってから、下(右)へ戻る、返り点」は、実際には、無い
従って、
(19)(30)により、
(31)
(Ⅰ)一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
で表し得る「順番」は、『返り点が、表し得る「順番」』である。
然るに、
(32)
③ 6[3〔2(1)〕5(4)]。
に於いて、
6[ ]⇒[ ]6
3〔 〕⇒〔 〕3
2( )⇒( )2
5( )⇒( )5
といふ「移動」を行ふと、
③ 6[3〔2(1)〕5(4)]⇒
③ [〔(1)2〕3(4)5]6=
③    1<2<3<4<5<6。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
(33)
④ 3〔6{2(5[1)〕4]}。
に於いて、
3〔 〕⇒〔 〕3
6{ }⇒{ }6
2( )⇒( )2
5[ ]⇒[ ]5
といふ「移動」を行ふと、
④ 3〔6{2(5[1)〕4]}⇒
④ 〔{([1)2〕34]5}6=
④    1<2<3<4<5<6。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
然るに、
(34)
③[〔( )〕( )]
④  〔{([ )〕]}
に於いて、
③ は「括弧」であるが、
④ は「括弧」ではない
然るに、
(35)
① 3 2 1
③ 6 3 2 1 5 4
といふ「順番」の中に、
② n+1<n+m>n(nは、1以上の正の整数で、mは2以上の正の整数。)
といふ「順番」は無い。
(36)
② 2<3>1
④ 3<6>2<5>1 4
といふ「順番」の中に、
② n+1<n+m>n(nは、1以上の正の整数で、mは2以上の正の整数。)
といふ「順番」が有る。
然るに、
(37)
③ 6[3〔2(1)〕5(4)]。
に対して、
⑤ 6[#3〔#2(#1)#〕5(#4)#]。
の場合は、
⑤ C[17〔25(34)6〕A(89)B]。
であって、
⑤ は、12個の「一桁の、16進数」である。
然るに、
(38)
⑤ C[17〔25(34)6〕A(89)B]。
に於いて、
C[ ]⇒[ ]C
7〔 〕⇒〔 〕7
5( )⇒( )5
A( )⇒( )A
といふ「移動」を行ふと、
⑤ C[17〔25(34)6〕A(89)B]⇒
⑤ [1〔2(34)56〕7(89)AB]C=
⑤   1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
然るに、
(39)
⑤ C 1 7 2 5 3 4 6 A 8 9 B。
の中に、
② n+1<n+m>n(nは、1以上の正の整数で、mは2以上の正の整数。)
といふ「順番」は無い
従って、
(29)~(39)により、
(40)
⑤ # # # # # # # # #・・・・・
といふ「順番」の中に、
② n+1<n+m>n(nは、1以上の正の整数で、mは2以上の正の整数。)
といふ「順番」が無いならば、そのときに限って、「括弧」は、
⑤ # # # # # # # # #・・・・・
といふ「順番」を、
⑤ 1<2<3<4<5<6<7<8<9・・・・・
といふ「順番」に、「並び替へ」ることが出来る
然るに、
(41)
⑥ 使籍誠不以畜妻子憂飢寒乱良心有銭財以済医薬⇒
⑥ 籍をして誠に妻子を畜ひ飢寒を憂ふるを以て良心を乱さず銭財有りて以て医薬を済さ使む。
であるならば、
⑥ 人{##丙[下〔二(#一)中(#上)〕乙(#甲)]二(#一)#地(#天)}。
である。
然るに、
(42)
⑥ 人{##丙[下〔二(#一)中(#上)〕乙(#甲)]二(#一)#地(#天)}。
であるならば、
⑥ L{12D[9〔5(34)8(67)〕C(AB)]G(EF)HK(IJ)}。
は、21個の「一桁の、22進数」である。
cf.
「0からまで」ならば、24進数なので、「0からまで」は、(24-2=22)進数。
然るに、
(43)
⑥ L{12D[9〔5(34)8(67)〕C(AB)]G(EF)HK(IJ)}。
に於いて、
L{ }⇒{ }L
D[ ]⇒[ ]D
9〔 〕⇒〔 〕9
5( )⇒( )5
8( )⇒( )8
C( )⇒( )C
G( )⇒( )G
K( )⇒( )K
といふ「移動」を行ふと、
⑥ L{12D[9〔5(34)8(67)〕C(AB)]G(EF)HK(IJ)}⇒
⑥ {12[〔(34)5(67)8〕9(AB)C]D(EF)GH(IJ)K}L=
⑥   1<2<3<4<5<6<7<8<9<A<B<C<D<E<F<G<H<I<J<K。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
従って、
(40)~(43)により、
(44)
⑥ 人 丙 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天
といふ「返り点」が表す「順番」の中には、
② n+1<n+m>n(nは、1以上の正の整数で、mは2以上の正の整数。)
といふ「順番」が、現れないが故に、
⑥ 人 丙 二 一 中 上 乙 甲 二 一 地 天
といふ「返り点」が付く「漢文」は、その「訓読の順」を、「括弧」で、表すことが出来る。
従って、
(16)(44)により、
(45)
「(レ点を含む)返り点が、表し得る、順番」は、
(Ⅰ)一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、・・・・・
(Ⅱ)上、中、下
(Ⅲ)甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
(Ⅴ)天、地、人
といふ「4種類返り点が、表し得る、順番」に「等しく」、尚且つ、その「順番」は、『括弧が、表し得る「順番」』に「等しい」。
然るに、
(46)
⑥ 人{##丙[下〔二(#一)中(#上)〕乙(#甲)]二(#一)#地(#天)}。
⑥ L{12D[9〔5(34)8(67)〕C(AB)]G(EF)HK(IJ)}。
に対して、
⑦ 人{##丙[下〔二(#一)中(#上)φ〕乙(#甲)φ]二(#一)#地(#天)φ}。
⑦ L{12D[9〔5(34)8(67)φ〕C(AB)φ]G(EF)HK(IJ)φ}。
であるとする。
然るに、
(47)
⑦ φ は、「無音無意味」であるが、「返り点」が付くものとする。
従って、
(46)(47)により、
(48)
⑦ 人{##丙[下〔二(#一)中(#上)φ〕乙(#甲)φ]二(#一)#地(#天)φ}。
であるならば、
⑦ 地{##乙[下〔二(#一)二(#一)上〕二(#一)甲]二(#一)#二(#一)天}。
である。
従って、
(48)により、
(49)
⑦ 使{籍誠不[以〔畜(妻子)憂(飢寒) 〕乱(良心) ]有(銭財)以済(医薬) }。
⑦ 地{##乙[下〔二(#一)二(#一)上〕二(#一)甲]二(#一)#二(#一)天}。
である。
従って、
(49)により、
(50)
⑦ 地{##乙[下〔二(#一)二(#一)上〕二(#一)甲]二(#一)#二(#一)天}。
⑦ 地{  乙[下〔二( 一)二( 一)上〕二( 一)甲]二( 一) 二( 一)天}。
である。
従って、
(50)により、
(51)
(Ⅰ)( )は、二 一 に相当し、
(Ⅱ)〔 〕は、下 上 に相当し、
(Ⅲ)[ ]は、乙 甲 に相当し、
(Ⅳ){ }は、地 天 に相当する。
従って、
(51)により、
(52)
(Ⅰ)( )
(Ⅱ)〔 〕
(Ⅲ)[ ]
(Ⅳ){ }
といふ「括弧」は、
(Ⅰ)二 一
(Ⅱ)下 上
(Ⅲ)乙 甲
(Ⅳ)地 天
といふ「返り点」である。
といふ風に、言ふことも、可能である。
然るに、
(53)
⑧ 我使{籍 不[以〔畜( 子)憂( 寒)〕乱( 心)]有( 銭)以済( 薬)}。
に於いて、
使{ }⇒{ }使
不[ ]⇒[ ]不
以〔 〕⇒〔 〕以
畜( )⇒( )畜
憂( )⇒( )憂
乱( )⇒( )乱
有( )⇒( )有
済( )⇒( )済
といふ「移動」を行ふと、
⑧ 我使{籍不[以〔畜(子)憂(寒)〕乱(心)]有(銭)以済(薬)}⇒
⑧ 我{籍[〔(子)畜(寒)憂〕以(心)乱]不(銭)有以(薬)済}使=
⑧ 我{籍をして[〔(子を)畜ひ(寒を)憂ふるを〕以て(心を)乱さ]ず(銭)有りて以て(薬を)済さ}使む。
といふ「訓読」になる。
然るに、
(54)
⑦  使{籍誠不[以〔畜(妻子)憂(飢寒)〕乱(良心)]有(銭財)以済(医薬)}。
⑧ 我使{籍 不[以〔畜( 子)憂( 寒)〕乱( 心)]有( 銭)以済( 薬)}。
に於いて、
⑦ には、「主語」が無く、
⑧ には、「並列語」と、「修飾語」が無い。
然るに、
(55)
漢語における語順は、国語と大きく違っているところがある。すなわち、その補足構造における語順は、国語とは全く反対である。しかし、訓読は、国語の語順に置きかえて読むことが、その大きな原則となっている。それでその補足構造によっている文も、返り点によって、国語としての語順が示されている(鈴木直治、中国語と漢文、1975年、296頁)。
従って、
(53)(54)(55)により、
(56)
⑦  使{籍誠不[以〔畜(妻子)憂(飢寒)〕乱(良心)]有(銭財)以済(医薬)}。
⑧ 我使{籍 不[以〔畜( 子)憂( 寒)〕乱( 心)]有( 銭)以済( 薬)}。
に於ける、
⑦{ [ 〔 ( )( ) 〕( ) ]( )( ) }
⑧{ [ 〔 ( )( ) 〕( ) ]( )( ) }
といふ「括弧」は、
⑦ 使 籍 誠 不 以 畜 妻 子 憂 飢 寒 乱 良 心 有 財 銭 以 済 医 薬。
⑧ 我 使 籍 誠 不 以 子 憂 寒 乱 心 有 銭 以 済 薬。
といふ「漢文補足構造」と、「訓読語順」の、両方を、表してゐる。
従って、
(57)
⑦ 使 籍 誠 不 以 畜 妻 子 憂 飢 寒 乱 良 心 有 財 銭 以 済 医 薬。
といふ「漢文」を、
⑧ {籍をして[〔(妻子を)畜ひ(飢寒を)憂ふるを〕以て(良心を)乱さ]ず(銭財)有りて以て(医薬を)済さ}使む。
といふ風に「訓読」したとしても、「語順」は変はっても、「補足構造」自体は、変はらない



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