日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1062)「和事象の確率(ダブりあり)」と「ド・モルガンの法則」。

2022-04-14 19:36:16 | 場合の数

(01)


                    【高校 数学A】 確率8 和事象2 (18分)
                     の「(もっと簡単な別の解答」を書きます。
(02)
[練習]男子2人、女子3人がくじ引きで順番を決めて1列に並ぶとき、左端または右が女子である確率を求めよ。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1   (1) ~(~P&~Q)  A
 2  (2) ~( P∨ Q)  A
  3 (3)    P      A
  3 (4)    P∨ Q   3∨I
 23 (5) ~( P∨ Q)&
         ( P∨ Q)  24&I
  3 (6)   ~P      35RAA
   7(7)       Q   A
   7(8)  ( P∨ Q)  7∨I
 2 7(9) ~( P∨ Q)&
         ( P∨ Q)  27&I
 2  (ア)      ~Q   79RAA
 2  (イ)   ~P&~Q   6ア&I
12  (ウ) ~(~P&~Q)&
1   (エ)~~( P∨ Q)  2ウRAA
1   (オ)    P∨ Q   エDN
(ⅱ)
1   (1)    P∨ Q   A
 2  (2)   ~P&~Q   A
  3 (3)    P      A
 2  (4)   ~P      2&E
 23 (5)    P&~P   34&I
  3 (6) ~(~P&~Q)  25RAA
   7(8)       Q   A
 2  (9)      ~Q   2&E
 2 7(ア)    Q&~Q   89&I
   7(イ) ~(~P&~Q)  7アRAA
1   (ウ) ~(~P&~Q)  1376イ∨E
従って、
(03)により、
(04)
① ~(~P&~Q)
②    P∨ Q
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(04)により、
(05)
 P=左端は女子である。
 Q=右端は女子である。
~P=左端は男子であって女子ではない。
~Q=右端は男子であって女子ではない。
とすると、
①(左端は男子であって、右端も男子である)といふことはない
② 左端または右端は女子である。
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(06)
{A,B,C,D,E}に於いて、
男子={AB}
女子={CDE}
とする。
従って、
(06)により、
(07)
男子{AB}
に関しては、
①AB
②BA
といふ「順番」の、どちらかであって、
であって、
女子{CDE}
に関して、
①CDE
②CED
③DCE
④DEC
⑤CED
⑥CDE
といふ「順番」の、いづれかである。
従って、
(07)により、
(08)
①A###B
②B###A
に対して、
①CDE
②CED
③DCE
④DEC
⑤CED
⑥CDE
であるため、
①ACDEB
②ACEDB
③ADCEB
④ADECB
⑤ACEDB
⑥ACDEB
①BCDEA
②BCEDA
③BDCEA
④BDECA
⑤BCEDA
⑥BCDEA
による、
6×2=12通り。
は、「左端は男子、右端も男子。」の「パターン」である。
然るに、
(09)
{A,B,C,D,E}は「5人」であるため、
「並び方(順列)の数」は、
5P5=5!=5×4×3×2×1=120通り。
従って、
(04)~(08)により、
(09)
[練習]男子2人、女子3人がくじ引きで順番を決めて1列に並ぶとき、左端または右が女子である確率を求めよ。
の〔答え〕は、
(120-12)/120=0.9
であって、それ故、もちろん、
【高校 数学A】確率8 和事象2 の〔答え〕は、「正解」であるし、ことのことは、
(10)
(a)
ABCDE ABCED ABDCE ABDEC ABECD ABEDC
ACBDE ACBED ACDBE ACDEB ACEBD ACEDB
ADBCE ADBEC ADCBE ADCEB ADEBC ADECB
AEBCD AEBDC AECBD AECDB AEDBC AEDCB
(b)
BACDE BACED BADCE BADEC BAECD BAEDC
BCADE BCAED BCDAE BCDEA BCEAD BCEDA
BDACE BDAEC BDCAE BDCEA BDEAC BDECA
BEACD BEADC BECAD BECDA BEDAC BEDCA
(c)
CABDE CABED CADBE CADEB CAEBD CAEDB
CBADE CBAED CBDAE CBDEA CBEAD CBEDA
CDABE CDAEB CDBAE CDBEA CDEAB CDEBA
CEABD CEADB CEBAD CEBDA CEDAB CEDBA
(d)
DABCE DABEC DACBE DACEB DAEBC DAECB
DBACE DBAEC DBCAE DBCEA DBEAC DBECA
DCABE DCAEB DCBAE DCBEA DCEAB DCEBA
DEABC DEACB DEBAC DEBCA DECAB DECBA
(e)
EABCD EABDC EACBD EACDB EADBC EADCB
EBACD EBADC EBCAD EBCDA EBDAC EBDCA
ECABD ECADB ECBAD ECBDA ECDAB ECDBA
EDABC EDACB EDBAC EDBCA EDCAB EDCBA
は、「樹形図(5P5=5!=120)」である。
(a)4×4+2=18
男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
(b)4×4+2=18 ∴ 36
男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女 男男女女女
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
男女男女女 男女男女女 男女女男女 男女女女男 男女女男女 男女女女男
(c)2+4+2+4=12 ∴ 48
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
(d)2+4+2+4=12 ∴ 60
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
(e)2+4+2+4=12 ∴ 72
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女男男女女 女男男女女 女男女男女 女男女女男 女男女男女 女男女女男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
女女男男女 女女男女男 女女男男女 女女男女男 女女女男男 女女女男男
は、「樹形図(5P5=5!=120)」である。
といふことからも、「明らか」である。
然るに、
(11)
① 左端は男子、右端も男子。
② 左端は女子、右端も女子。
③ 右端か、または、左端の、どちらか一方だけが、女子。
に於いて、
① ではなく、
② でもない。
とするならば、必然的に、③ である。
従って、
(08)~(11)により、
(12)
5P5=5!=5×4×3×2×1=120通り。
から、
①=12
を引いて、
②=ⅹ
を引いた「値」は、
③ 右端か、または、左端の、どちらか一方だけが、女子。
である所の「場合の数」になる。
然るに、
(06)により、
(13)
① C###D
② C###E
③ D###C
④ D###E
⑤ E###C
⑥ E###D
であるため、
② 左端は女子、右端も女子。
である所の「場合の数」は、
② 6×3!=6×3×2×1=36通リ。
である。
従って、
(12)(13)により、
(14)
(120-12)-36=72通り。が、
③ 右端か、または、左端の、どちらか一方だけが、女子。
である所の「場合の数」になる。