音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

「新奇探求遺伝子」の記事

2009-09-13 10:33:18 | 音楽雑記
今日の毎日新聞の日曜くらぶ2面に「心のサプリ・・結果至上の国、日本」の
タイトルでアメリカの社会学者の論文が紹介されています

結果が不確実なことを避ける傾向・・結果至上主義とでもいえる
指標が「男性優位度」と組み合わされて統計処理されている表において
世界の中で日本は飛び抜けて高いと記しています

その「不確実性回避傾向」は別の見方をすれば堅実でリスクも少ないという
ことになり、日本人の遺伝子の特徴とも関わっているかもしれない、と
海原純子心療内科医は述べています。

さらに、遺伝子の中には「新奇探求遺伝子」というものがあり、
新しいことに興味をもち、結果はともあれ次々とやってみるのは
欧米人の遺伝子の傾向だと続き、
最後に、「結果が見えないと動かないという問題点に気づくことが
変化の第一歩になるかもしれない」と結んでいます。

私の周囲には新奇探求型の人が少なくありませんが、
歴史の転換期には常に「新奇探求」が求められ、
結果が後でついてくる、ということが繰り返されてきたのでしょう

多様な音楽の中から、「新奇探求」的な音楽が求められる実践の時に、
自由な感覚の引き出しを持ち合わせていたいと思うのですが…。
音楽療法士は自身の引き出しを多く持つために日々の研鑽が求められます