ここ数日、息子の夜泣きがすごい。
夜泣きどころか、おっぱいをあげてもミルクをあげても
おむつをかえても、昼夜関係なしに一向に泣き止む気配もなく
全身の力をふりしぼってなきじゃくる。
しかも、ここ数日便秘しているようだ。
いつもは、よくもまあ、と思うくらい大量にこきまくっていたものが
ここ数日(2日間)は全くでていない。
本人(息子)も一所懸命に力んでいるのだが、
どうにもうまくいかないようで、苦しいからか、不快だからか、
よりいっそう泣きまくる。
本で調べたり、インターネットで検索したりするのだが、
意見が多岐に及んで、どれを採用すればよいのかがわからない。
不眠不休で疲れ果て、途方に暮れる妻をみるにあまりにしのびなく、
私の母に電話で相談してみた。
「砂糖水をあげてみたらどうえ…」
「紙縒りでお尻の穴を刺激してあげたらどうえ…」
我が家は自然嗜好なので白い砂糖がない。
とりあえず、近くのコンビニまで行き、砂糖を買ってきて与えてみた。
ひと肌のお湯100ccに砂糖5g(お困りの方参考にされたし)
「へぇ~、なんでも飲むんだなあ、カブトムシみたいだな…」
といったら、妻に怖い顔をされた。
それでうとうとし始めたので、これはチャンスとばかりに、
寝かしつけようとする。しかし、寝たとおもっても5分もすると
また泣き出す、その繰り返し。
しばらくしてから、子供用の綿棒にオリーブオイルを浸しておしりを
ホジホジしてみた。
ブッとおならがでた(子供は本当によくおならをする。これは子猫も同じ…)
と思いきや、火山の噴火でマグマが吹き出してくるように
大量のうんちがあふれ出てきた。
さっきまで泣いていた息子が急に泣き止み、少し涼しげな顔をしている。
2日以上ためこんだうんち、おむつをはみ出し、おむつマットをはみだし、
洋服と下のタオルにまではみ出してしまった。
うわぁ~!!
ともあれ、妻と二人で胸をなでおろした。
すでに引退したが私の母は看護婦さんだった。
いまでこそ、専門性が重視され分業化がすすんでいるが、
当時の看護師は、それこそなんでもやった。
現代とくらべて知識がどれだけあったのかは、わからないが
経験的というか本能的というか、とにかくなんとかこなしてしまう、
そういったある種のカンがはたらいていたようだ。
最近はめっきり会話も減ったが、今回の一件にしても、
あらためて母は偉大だと思った。
同時に母への愛情はどんな国のどんな人だってもっている大切な
情緒なのだと思った。
世界中の人に、忘れないでほしいと思う。
-----------------------------------------------------------
乳母車 三好達治
母よ―
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり
時はたそがれ
母よ 私の乳母車を押せ
泣きぬれる夕陽にむかつて
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ
赤い総ある天鵞絨(びろふど)の帽子を
つめたき額にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知ってゐる
この道は遠く遠くはてしない道
(ふりがなは最小限に省かせていただきました)
-----------------------------------------------------------
それにしても、すっきりしたはずなのに、息子は一向に
泣き止む気配がない。
「泣くのは子供の大切な仕事」ということか…。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
夜泣きどころか、おっぱいをあげてもミルクをあげても
おむつをかえても、昼夜関係なしに一向に泣き止む気配もなく
全身の力をふりしぼってなきじゃくる。
しかも、ここ数日便秘しているようだ。
いつもは、よくもまあ、と思うくらい大量にこきまくっていたものが
ここ数日(2日間)は全くでていない。
本人(息子)も一所懸命に力んでいるのだが、
どうにもうまくいかないようで、苦しいからか、不快だからか、
よりいっそう泣きまくる。
本で調べたり、インターネットで検索したりするのだが、
意見が多岐に及んで、どれを採用すればよいのかがわからない。
不眠不休で疲れ果て、途方に暮れる妻をみるにあまりにしのびなく、
私の母に電話で相談してみた。
「砂糖水をあげてみたらどうえ…」
「紙縒りでお尻の穴を刺激してあげたらどうえ…」
我が家は自然嗜好なので白い砂糖がない。
とりあえず、近くのコンビニまで行き、砂糖を買ってきて与えてみた。
ひと肌のお湯100ccに砂糖5g(お困りの方参考にされたし)
「へぇ~、なんでも飲むんだなあ、カブトムシみたいだな…」
といったら、妻に怖い顔をされた。
それでうとうとし始めたので、これはチャンスとばかりに、
寝かしつけようとする。しかし、寝たとおもっても5分もすると
また泣き出す、その繰り返し。
しばらくしてから、子供用の綿棒にオリーブオイルを浸しておしりを
ホジホジしてみた。
ブッとおならがでた(子供は本当によくおならをする。これは子猫も同じ…)
と思いきや、火山の噴火でマグマが吹き出してくるように
大量のうんちがあふれ出てきた。
さっきまで泣いていた息子が急に泣き止み、少し涼しげな顔をしている。
2日以上ためこんだうんち、おむつをはみ出し、おむつマットをはみだし、
洋服と下のタオルにまではみ出してしまった。
うわぁ~!!
ともあれ、妻と二人で胸をなでおろした。
すでに引退したが私の母は看護婦さんだった。
いまでこそ、専門性が重視され分業化がすすんでいるが、
当時の看護師は、それこそなんでもやった。
現代とくらべて知識がどれだけあったのかは、わからないが
経験的というか本能的というか、とにかくなんとかこなしてしまう、
そういったある種のカンがはたらいていたようだ。
最近はめっきり会話も減ったが、今回の一件にしても、
あらためて母は偉大だと思った。
同時に母への愛情はどんな国のどんな人だってもっている大切な
情緒なのだと思った。
世界中の人に、忘れないでほしいと思う。
-----------------------------------------------------------
乳母車 三好達治
母よ―
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり
時はたそがれ
母よ 私の乳母車を押せ
泣きぬれる夕陽にむかつて
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ
赤い総ある天鵞絨(びろふど)の帽子を
つめたき額にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知ってゐる
この道は遠く遠くはてしない道
(ふりがなは最小限に省かせていただきました)
-----------------------------------------------------------
それにしても、すっきりしたはずなのに、息子は一向に
泣き止む気配がない。
「泣くのは子供の大切な仕事」ということか…。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト