シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

クッキング・ママの事件簿

2006-04-04 13:32:50 | レビュー
私が集めているのはクレリカル・ミステリと言うか、牧師とか神父とか修道士とか教会とかが出てくるミステリ(含エンターテイメント)なんだけど、最近コージーにも食指が動き始めて、このシリーズが少し気になっていたから(食べ物の記述多そうだし。爆)、古本屋で一冊ぽつんとあったのを見つけて何気なく手にとった。
ぱらぱらしてビックリ、登場人物が教会関係者だらけじゃマイカ、殺されたの牧師だし。即買い。
こういうのが何故好きかとゆーと、普段の教会生活が出てきて、各教派の違いや抱えている問題なんかも浮き彫りにされて面白いからだ。
キリスト教に限らず他の宗教のも読む。京極夏彦「鉄鼠の檻」なんて、謎解きより禅のあれやこれやが興味深くて、あのドカベン本をいっきに読んでしまったくらい。(つくづくヲタだなあ…w)
それでこの本だけど、いやー、出ました、教会内での保守派とカリスマ派の対立。面白~…ゲフンゲフン、関係者の方申し訳ありません。
ブスブスくすぶってるんじゃなくてもう表に出まくりなんだけど、それでも主人公も周りの人も、子供にはそういう内容を聞かせない配慮をしているところはイイナと思った。
をいをいと思ったのは、復活祭前の四旬節に結婚式挙げようとしたとこ。
大斎ですぜ。なんぼ忙しいからってそういうのアリ?さすがに保守派のおば様方の不興を被ってたようだけど。
あたしゃ復活祭後に式挙げる予定が、聖堂の改修工事が早まって工事現場で挙げるか会館でってなっちゃって、どっちもイヤンだから早めなきゃ(工事期間が長いんで遅らせるのは論外)ってことになって、大斎は婚配式出来ないから2ヶ月早めたちゅーのに。
おっと自分語りスマソ
話を本に戻すと、結末は少々唐突でちょっと違和感あった。
でも別のところで楽しんだからいいや。うまそーなお料理いっぱい出てきたしw
こういう読み方って邪道なんだろうなー。
クッキング・ママの事件簿

集英社

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