シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

「キリル文字をポスターに」展 ブルガリア生まれの「知的資産」

2009-02-05 23:31:13 | ニュース、時事
MSN産経ニュースより。
「キリル文字をポスターに」展 ブルガリア生まれの「知的資産」
キリル文字という文字をご存じだろうか。ラテン文字とギリシャ文字に並ぶヨーロッパでメジャーなアルファベットの一つ。ロシア語で使われているロシア文字がこれに近い。正しくは「スラブ語のために考案された文字」といい、ブルガリアで発祥したものだ。このキリル文字のアルファベット30文字をモチーフとし、世界のデザイナーが思い思いにポスターを作成、作品を集めた「キリル文字をポスターに」展が、東京・小石川の印刷博物館で2月22日まで開かれている。スラブ語のために考案されたキリル文字は、(中略)別の言い方をすれば、正教会文化圏とほぼ一致するエリアで使われている文字。歴史は比較的新しく、9世紀ごろから。ギリシャで生まれたキリルとメトディー兄弟が、スラブ人に布教するため、スラブ語用のアルファベット「グラゴル文字」を考案したのが始まりだ。当初はあまり普及しなかったものの、後に弟子たちが簡略化したアルファベットをブルガリアで作り広まったという。(後略)

グラゴル文字はキリル文字よりもっと丸っこい。
こんなん→グラゴル文字

でもねーアルファベットに慣れてるとキリル文字は記号とかにしか見えんでねえ(汗
ダンナとあてくし、結婚してから今まで行った海外と言えば韓国(2回)、ギリシャ、ロシア(ダンナだけ)でしょ、今度はふつーに看板とかが英語の国に行こう、ってお互い言ってるんだよね(爆
やっぱさあ昔から見慣れてはいるじゃん英語、だからって使いこなしているわけでもないんだけど。

そういえばこの展示って記憶日と関係あんのかなと思って祭日経見たら、我が聖神父スロワェン民の教師亜使徒メフォディイ及びキリルの祭日(長っ!)は5月24日だった。
でもカトリックだと2月14日なんだよね。
聖チリロ隠世修道者と聖メトジオ司教の日。
それなら会期中だね。
ともかくも、
『我が聖なる二人の光照者、聖書を訳するを以て我等の為に神を識る知識の泉を流しし者を尊まん。
キリル及びメフォディイよ、我等は今に至るまで此より絶えず汲みて、爾等、至上者の寶座の前に立ちて、熱切に我が霊の為に祈る者を讃揚す。』

「沈黙」映画化 今年後半撮影開始予定

2009-02-03 22:23:46 | ニュース、時事
バラエティジャパンより。
マーティン・スコセッシ監督が10年温めた遠藤周作文学への挑戦
マーティン・スコセッシ監督が手がける遠藤周作の小説「沈黙」のハリウッド映画版に、ダニエル・デイ=ルイスとベニチオ・デル・トロ、ガエル・ガルシア・ベルナルが出演交渉中であることが明らかになった。「沈黙」は、17世紀の長崎を舞台に日本人信徒たちに対するキリシタン弾圧の渦中に置かれたポルトガル司祭の苦悩を通して、信仰の意義を問うストーリー。スコセッシが10年以上にわたり、映画化を熱望してきた素材だ。(後略)

うーん。
そういやこの人「最後の誘惑」の人だな。
キリストの人間的な苦悩を表現してたっけよね。
まだ配給会社未定みたいだけど是非観たいのでがんがれ超がんがれ
しかし「沈黙」はなあ…重い。
あてくしは痛いの嫌いなんで真っ先に転びそうなんだよな(汗
痛いのはガマン出来たとしてもダンナが拷問されたらどうなるかわからない。
きっとあの頃はそういう身を切られるような思いがいっぱいあったろう。
そう思うと今の時代に生きているのが有難いやら恥ずかしいやら…

ところでキリル総主教のスピーチ動画だけど、こんなん見つけました。
Патриарх Кирилл Первая речь ч.2 patriarch kirill speech part2

セラフィム主教がちょこっと映ってる。
6:08ぐらいからどぞ。

ザクヘイの主日

2009-02-01 22:15:13 | 正教会及び宗教全般
福音箇所はルカ19:1~10、木に登ったザクヘイ(ザアカイ)の話。
画像はコプトのイコン。

彼はいつ変わったんだろう?
なんか木に登った時点ではまだなような気がすんだよね。
単に好奇心というか見たかっただけっていうか。
まあ、お金はあっても精神的には満たされてなかったってのはありがちな話だけども、まだそれには自分でも気付いてなくて。
やっぱハリストスにめっけてもらった時かな。
嬉しかったんだろうなあ。
友達いなかったんだろうなあ。
聖書に出てくる取税人=あこぎな奴だからなあ。

ところで大斎の準備週間の準備みたいな感じでこのザクヘイの主日があるんだけど、「大斎の意味」にはこうある。
『この福音に我々はザクヘイの、主を見たいという「熱切な欲求」と、その「欲求の激しさ」を見い出し、それを我々自身にも当てはめる。もし、我々が大斎のために準備をし、我々の心の中に本当の熱心さがあれば、そして、もし、我々がハリストスのはっきりしたヴィジョンを激しく渇望するならば、その時、我々の希望は大斎の間に満たされるであろう。実に、我々はザクヘイのように期待していた以上のものを与えられるであろう。しかし、もし、我々の中に熱心な期待も心からの渇望もないとしたら、我々は何も見ないし、何も得ないであろう。だから、我々は自分自身に尋ねるのである、「私の心の状態、大斎の旅に参加するための準備をしよう、という私の意志は、さてどうなっているだろうか」』

こないだN輔祭さんに聞いたんだけどアトスあたりだと、もう大斎近づいてくると修道士たちがそれはそれはワックワクのテッカテカなんだそうな。
それこそ木に登りかねないぐらいなんだろうな。
あてくしも結構「今年はどんなことがあるかな?」と楽しみな部分はあるけどそこまでワックワクってわけでもないからまだまだだw
いや実際面白いんだよ。
食べ物をちょっと制限してみるだけでいろんなことに改めて気付くし、その分お祈りで魂の栄養つけてますみたいな。
皆さんも楽しんで旅の準備を。

ところで今日はキリル総主教の着座式。
さっそく動画来てます。
Русская православная церковь чествует предстоятеля

あくしお~~す

時事通信より。
キリル新総主教が即位=大統領ら祝福-ロシア正教
(前略)式典ではロシア正教の伝統にのっとり、キリル府主教が大聖堂内の宝座に3度座る儀式を行い、総主教に即位。聖職者らがギリシャ語で「アクシオス」(「ふさわしい」の意)と唱和し、たたえた。
 式典には政府首脳や信者のほか、ギリシャ正教など東方正教各教会の聖職者ら約4000人が参列。メドベージェフ大統領は「(新総主教即位は)ロシアにとって大きな出来事だ。ロシア正教会と国家の連帯感のある対話に向け、新しい条件が醸成されることを期待する」と述べ、新総主教を祝福した。

東京新聞は式前の論説記事だけどタイトルからきっついなこりゃw
詳しくはリンク先をどぞ。
政教『危険な蜜月』 ロシア正教 キリル総主教きょう即位式

Eis Polla eti Despota!!