シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

沈黙‐サイレンス‐

2017-02-22 23:33:42 | レビュー
遅ればせながら観てきますた
やっぱ入試前に行くのは何なのでねえ
んでもって割引の時しか行く気しないしwとなるとauマンデイかレディースデーになるわけで。

いや…重かった
オープニングの音がいい。
潜伏司祭たちも隠れている時に聴いていたに違いないであろう音…エンディングも
エンドロールで変なテーマ曲みたいのが流れなくて本当によかった、まあグレゴリオ聖歌ぐらいなら許容したけども

それにしても重かった。
じいさま(号泣
モキチ(さらに号泣
キチジローは私です…
原作読んだ時はもっと嫌悪感があったんだけど、どうしてかな、描写のせいか役者のせいか、単にあてくしが年くっただけなのか。

イッセー尾形、やっぱ魅せるねえ…
浅野忠信もよかった
つかみんなよかった
主要キャスト以外にも片桐はいりとか中村嘉葎雄とか青木崇高とかゴージャスな使われ方しててちょっとびっくりしたな。
そういえばフェレイラ神父の人、昔ミッションで宣教師やってたよね
どっちもイエズス会w

スコセッシだなーってところはあるよね
真上からのショットとか。
ただなあ、最後は蛇足じゃないかな
必ずしもオチをつけなきゃいけないわけじゃないし、どっちかわかんなくてもいいじゃないか、とかね。
でもやぱし観といてよかったです、準備週間だし。
グロ注意だしずっしり来るので手放しでお勧めはしないけど、観る価値ありますよ。

映画の日

2016-06-01 23:36:10 | レビュー
ということで「復活」見てきますた
割引の日だからか夜の回だからか、こーいう題材なのに結構な入りでした。
皆さんの楽しみが減っちゃうのであまり書きませんが、なんか現代人の視点ぽくてよかったですよ。
特に復活なんかってうちら視点でしか考えたことないし、たいていハリストスの伝記映画って復活した後まで描かないのでそのあたり取り上げたのも斬新だなーと。
あとトム・フェルトンよかた。
ドラコもそうだったけど、いろんな感情が入り混じるせめぎ合いの表情が実にたまりません。
それから弟子たちがみんな単純でまっすぐでハリストス大好きでアホっぽくて(褒めてます!)すごくよかた
詳しく書かないけどこの人たちがいずれ…と思うと胸熱シーンいっぱいですよ。
ペテロはやっぱりペテロだしwww
あとあれをそう描写したか!とかねえ。書かないけど(くどい
好み的にうーん…というところは二、三あるし、ちょっと冗長に感じたシーンもありますがおおむねお薦めします。
あ、それからグロ注意。死体あり。

マッサン

2014-09-29 23:57:32 | レビュー
いよいよはじまりましたね。
つか、ヒロインが外国人でもいいんだったら大河でニコライ大主教やってくれないかな~

「花子とアン」の次が「マッサン」だって聞いた瞬間に「底本はこれに違いない!」と思ってたなり
原作っては書いてなくて、オリジナルの脚本って言ってたけど、リタ夫人のこといっぱい書いてあるのってこれぐらいしかないんじゃないかなあと…よくは知らないけど
ともあれ、6月に復刊されてめでたいめでたい。
実際はピン子じゃなくて父親が反対してたよーな気がするけど、まあだから「オリジナル」なんだろうな。

ヒゲのウヰスキー誕生す (新潮文庫)
川又 一英
新潮社


この本には思い出がある。
日曜日、ニコライ堂に向かう千代田線で川又先生に遇った。
そんで、この本読みました、スコットランドに取材行かれたんですね~、とか感想を二、三お伝えした。
先生は、正教会について以外の自分の著作を私が読んでいたことにちょっと驚かれていたようだった。
その頃ウイスキーにちょっと凝ってたんだよね。
創業者の苦労話っぽいのも好きだし。
でも先生は聖歌隊の私に「ワインを飲んだ方が声がよく出ますよ」と繰り返しておっしゃった。
きっと、大事なことだから2回言ったんだろうw
そして、そういうのが好きなら、非売品だけど家にまだ少しあるから、と言ってコスモポリタン製菓(元祖モロゾフね)で出した本を後日下さった。

先生と最後にお目に掛かったのはたぶん、2002年に函館であったニコライ祭の時。
なんか飲み足りねーとか私がダダこねて(大汗)飲んだメンツが凄かった。
川又先生と、美術史家のS教授、そいから名古屋のマートゥシカ。
お三方の面白いお話をひたすら拝聴しつつ飲んだお酒はんまかったなー。

そういえば10月でもう10年になるんだな。
このタイミングでマッサンが始まるのもびっくりだ。
それにしても、早すぎたですよ先生。
永遠の安息をお祈り申し上げます。

仁義なきキリスト教史

2014-03-19 09:44:00 | レビュー
新聞の書評にカクレキリシタンについての本が出てたんで、ちょっと見てみたいなと思ったらおいてなくて、こんな本を見つけたw
仁義なきキリスト教史
架神 恭介
筑摩書房

親分はイエス様なんてのがありましたなあ…と開いてなんじゃこりゃ;`;:゛;`(;゜;ж;゜; )ブッ
ケセン語聖書とか大阪弁聖書とかで若干免疫が出来てたつもりだけど、冒頭「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃあ!」に「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ」てルビふってあって腹筋崩壊。
文体は実話系雑誌のルポ物まんまな感じ、ユダヤ組系列の二次団体パリサイ組、とか、広域任侠団体キリスト組の闘争の歴史を追う我々の旅路も、とか、いちいち笑える。
ただ正味の話、だんだん読み飽きて来ますw広島弁疲れとでも言うのだろうか
イエスは何者かについてや奇跡についてなどキリスト教徒にとっては「?」な箇所も多々あるし、R指定の描写もあるし、脚色もしてあるので、本気でキリスト教史をこれで!ってわけにはいかないけど(第一抜粋だ)それでもコンスタンチン大帝が掲げたPXの印をキリスト組の代紋て言ってたり、迫害をキリスト組やくざ撲滅キャンペーンて表現してたりするのでたまらん
目次はこんな感じ。

第1章 やくざイエス
第2章 やくざイエスの死
第3章 初期やくざ教会
第4章 パウロ--極道の伝道師たち
第5章 ローマ帝国に忍び寄るやくざの影
第6章 実録・叙任権やくざ闘争
第7章 第四回十字軍
第8章 極道ルターの宗教改革
終章 インタビュー・ウィズ・やくざ

見かけたらパラ見してみてね。

『イエレイさん』夏に公開

2014-02-07 11:37:12 | レビュー
VORロシアの声より。

日本正教会の聖者を描いた映画、この夏公開

7.02.2014, 03:20
ロシア俳優イワン・オフロブィスチン氏が、自身がシナリオを執筆した、日本正教会の聖者に関する映画『イエレイさん』の制作状況について語った。
ナカムラは元プロ・スポーツ選手で、現在は日本正教会の聖職者。同時に、日本最大級の暴力団のトップの実の兄弟というもうひとつの顔を持つ。ある日ナカムラはチンピラに絡まれている少女を助けた。揉み合いになったチンピラたちは、兄弟の暴力団と対立する暴力団の構成員であった。このことがきっかけで、ナカムラの身に危険が迫り、ナカムラはロシアの小村に雲隠れすることになった。 オフロブィスチン氏によれば、筋書きを思いついたのは、日本正教会の聖職者らが参加した祈祷を訪れたとき。「彼らは我々の元でと同様にお勤めを出来る。俄然興味が湧いた、彼らをどんな風に見せられるか」と俳優。

何となくあらすじ聞いただけで微妙なとほほ感があるんだけどw怖いもの見たさでwktkな気持ちもあるのよねー
つか聖ニコライがモデルてゆーのに日本人な時点で既にw

開会式を前に冬季オリンピックの競技が始まりましたが、上村選手が選手生活再開した時のインタビューで「こんなにコブが好きなんだって思いました」って言ってて、初めてスキーやったとき「コブなんて何であるんだ!!!!!」って思ったあてくしからしたらほんとシンジラレナーイ
まあ初めてだっていうのに騙されて中級コース滑らされたからだけど。

ところで総主教庁のHP見ると宗教センターの成聖とか、選手たちのモレーベンとかやってますね。


ベラルーシ、モルドバ、ロシア、ウクライナチームの有志だそうです。
さしずめ日本だと神主さんが必勝祈願のお祓いをする感じだよね。
ここ何回かのオリンピックは夏冬どっちも選手村に宗教センターが設けられて、いろんな宗教の選手がお祈りできるようになってるようで、とてもいいことだと思うんだけど、いつからなんだろう?
ともあれ、どこの選手もケガなくいいパフォーマンスが出来ますように。

最近読んだ本

2014-01-04 23:14:20 | レビュー
本宮になんかでかい書店が出来たようだがまだ行ってない。
つか郊外の書店より街なかの書店の方が好きなんよねん
行くとあれもこれもになっちゃって「ああ、足を踏み入れるべきではなかった」と思うんだけどねw
まあ12月半ば過ぎてふところもあったかかったので2冊購入。
何すか、今イコン流行ってんの?
両方ともギリシャが舞台でイコンが重要な役割を果たしています。

廃院のミカエル (集英社文庫)
篠田節子
集英社

食品輸入会社の社員としてアテネで働く美貴は、最高級の蜂蜜を求めた先で修道院に立ち寄る。それ以降、彼女の周りでは奇妙な事件が続き──という内容ですが、いろいろすごく面白そうなものがちりばめられているのになんだろ、なんかまとまりがないというかなあ…
あと、この主人公に対してものすごくイライラしたw二階堂蘭子にはイラつかないのにw
そういえばこのかたのキプロス旅行記前に読んだな。

もひとつはこれ。
悲しみの聖母 (小学館文庫)
アン ズルーディ
小学館

春の大嵐で難破したギリシャ船の乗組員たちを救ったイコン「悲しみの聖母」。小さな港町カルコスに辿り着いたイコンは乗組員たちによって教会に祀られ、奇跡を起こすと評判になるが…というミステリなんですが、うーんと、これはヘルメスという探偵のシリーズみたいなんだけど、あまりにもこの探偵が謎すぎる上におまいは神か的な言動が多いのでなんだか今ひとつスッキリせんのです。

というわけでどっちもあてくしにとってはちと微妙でありました(大汗
でもイコンやら修道院やら教会やら出てくるので、それはいいんだけど(聖母だのミカエルだのゆー表記はさておき)。

上の2冊で2013年の本の購入はおしまい、と思っていたら、30日のオフ会の待ち合わせ場所が書店の前で自然中に入ってしまい…
うわーやっとこれが出た!!!

年寄り工場の秘密 (創元推理文庫)
コリン・ホルト・ソーヤー
東京創元社

もー、前作のカバーがコーチャンフォーのなんだから何年待たせるのよおおおお
(今奥付見たら2009年の12月だった)

「海の上のカムデン」なる高級老人ホームに入居している二人のご婦人が探偵のシリーズ7作目になります。
ばさまたちのエネルギーにはいつも呆れ返りながら楽しんでおります。
でも前作ぐらいからなんか読んでるうちに犯人はこの人しかおらんやろーって感じになっちゃうんだけどwもうカムデンの入居者とか職員とか刑事さんたちになじんじゃってるんで少々のことは目をつぶる
頼むから次はこんなに間をあけないでくれたまい
日本にもばさまたちの活躍する「やっとかめ探偵団」シリーズがあって、これも好き。
そいやあてくしのお気に入りミステリの一つ「眠れない聖夜」の探偵も60代のご婦人でしたな…なんで好きなんだろう、ばさま探偵(笑

聖☆おにいさん

2013-07-05 22:54:42 | レビュー


今日時間が空いて、やっと見に行けますた
まあ公開は来週までなんだけど、金曜日は演奏会だし、土日は面接授業だし、来週入っちゃったら見る時間なくなるかもなので。
ほんとは1000円の日に行きたかったけど、夕方割で500円引きだったからまあいいよね

で…感想ですが…うーん
聖人たちが体験する日本の(立川の)四季って感じにまとめたのはわかる。
でも、何で小学生の話をふくらませる?
掘り下げるんならもっとネタあったろうに…
子供連れにも見て貰おうとか思った?
そういうのすげえ邪魔。
正直あすこらへん退屈でした。
どうせ漫画のエピをちりばめた内容になるんだったら、イエスとブッダのエピをもっと見たかった。

絵は綺麗でした。
USAランドとか四季の光景、日常。
でもなー…
期待しすぎたからかな…なんだか
同じ漫画の原作でも、テルマエは期待しまくって行って期待以上に面白かったけどね。
声も合ってたと思うので、脚本で台無しになった感じです。
みみっく的にはちょと残念でした。

映画「アンコール!!」7月5日公開

2013-06-28 17:48:42 | レビュー
レビューつか紹介。

ロンドン。無口で気難しいアーサーは、隣近所でも有名なガンコ者で、息子ともギクシャク。唯一、笑顔を見せるのは、最愛の妻マリオンにだけ。病弱だが陽気なマリオンの趣味は、ロックやポップに挑戦するちょっと変わった合唱団“年金ズ”で歌うこと。ある日、“年金ズ”が国際コンクールのオーディションに出場することに!


いわずと知れた「天使にラブ・ソングを…」シリーズの他にも「歓びを歌にのせて」「コーラス」など合唱が題材のいい映画はいっぱいありますが、これも面白そうで泣けそうですね。
そいや合唱じゃなくてブラバンだけども「ブラス!」もよかったっけなあ。
ああもちろん「俺たちの交響楽」は不滅の金字塔でござりまするぞ

ぜひ見に行…ええーと、岩手の公開予定ないorz
いや、聖☆おにいさんだってあとから来たんだから(まだ見てない。汗)きっとだいじょぶだ、と思うことにするw

うちの定演は7月12日で、オシリに火がついておりますw
その割に日曜の強化練習休んで仙台行っちゃうんですがね。
いやあまあシューベルトのミサ曲もいいけど去年総主教聖下来たときぶりに四部の聖体礼儀に与れるチャンスだし。

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」

2013-04-17 21:14:56 | レビュー
駅長がデーモン閣下ワロタ
今日のOAで町おこし会議(K3NSP=北三陸をなんとかすっぺ合同サミット)やってて、北三陸鉄道オリジナル商品として赤字まんじゅうの名前があがっていた。
モデルになってる三陸鉄道には「赤字せんべい」がありまふ
画像は前に三鉄の宮古駅で撮ったもの。

オンラインショップには単品はないけど、せんべい詰め合わせの中に入ってる。
リンクしようとしたんだけど不正な書式だとかではじかれちゃうので、三陸鉄道オンラインショップで検索してみてね。

そういえばまだ三鉄乗ってないんよ。
ダンナは昔乗ったことがあるとやらであまし興味がなさげだったけど(そうじゃなきゃ大騒ぎして乗りに行ってるもんな。そろそろ3年たつんだし)三鉄の走るOPの映像を嬉しそうに見ているので、そのうち乗るって言い出すかなあ、と。

いやー脚本家の人小ネタ詰め込んでくるなあ
こないだは「ヒロシです」のバックにヒロシのテーマ流すし、今日の蝋人形もそうだけど北三陸をなんとかすっぺの略にNSPの3文字がw
(NSPは岩手出身なんだよね。夕暮れ時はさびしそう♪)
ホワイトボード消そうとして渡辺えりが絶叫するの「ビートたけしの学問ノススメ」だし。
ウッカリながら見出来んではないか。
いやいや我ながらハマっています。
連ドラでハマるの初めてで、毎朝ウキウキ←

でもさあアキちゃん、悲しそうっていうよりすごいぶすくれた顔してたけど、決まりを守らないと命に関わるんだから、もっとちゃんと反省しようよね。
まだ心底反省した顔じゃないよね。
でもまあこの先なにか展開があるんだろう。
そりゃそうだよね、海女クビになったまんまじゃ「あまちゃん=甘ちゃん」で終わってしまうwww

↑ここまで夕方書いて公開予約しておいたら久しぶりに緊急地震速報…
あーもうびっくりした
どーもあの音ぁあれこれ思い出して嫌ですな。
お互い様にまさかの備えをしておきませう

ナガサレール イエタテール

2013-04-02 18:44:56 | レビュー
ナガサレール イエタテール
ニコ・ニコルソン
太田出版


震災本はいくつも買った。
今でも書店に行くとコーナーをチェックする。

復興グッズもいろいろある。
売り上げの何%が支援金になりますとか、被災した人の収入になりますということで、少しでも足しになればと思って購入する。
それから水産加工品やお酒等々、沿岸企業の製品。

行ってご飯食べたり、飲んだり、泊まったり。
そうやって直接地元にお金落とす(微々たるもんだけどね)のも大事だよなあと、時間があるとやる。

そんな中で、




















「このマンガの印税は、全額ニコルソンの生活費になります」









この帯に大笑いして買いますた。
いや~何つか、こういう感覚好きなんだよなあ
実家が被災した東京在住の作家さんが、その後もいろんな困難に立ち向かいながら家を再建する話です。
って書くとすごく重い感じなんだけど、いや実際ものすごく大変なことがいろいろ起きてるんだけど、なんか雰囲気違うんだよな~
絵柄はサイバラを汚くしたような感じだし(けなしじゃなくて)。
レビューカテだけどうまく表現できないので、ここで1話を立ち読みしてみてね
太田出版ぽこぽこ