「2050年世界人口大減少」 ブリッカー・ダリル、イビットソン・ジョン著 文藝春秋
国連の予測では2100年に世界の人口は110億人。これに対し、筆者らは2050年ごろに90億人でピークをむかえ、その後減少すると予測。
その原因は、都市化(農村部から都市への移動)と女性の地位向上(教育を受け、自分の人生を自分で決める女性の増加)。これは、世界共通の原因であり、インドやアフリカも避けられないと主張。色々な国を調査して、国ごとに分析しており説得力が高い。
結局、人口の維持には移民の受入しか方法はなく、移民を受け入れる文化のあるアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどは、今後も発展。一方、日本、中国など移民を受け入れることに否定的な国は加速度的に人口が減少。中国は世界制覇などの力はない。
日本の将来を考えさせられる一冊。
国連の予測では2100年に世界の人口は110億人。これに対し、筆者らは2050年ごろに90億人でピークをむかえ、その後減少すると予測。
その原因は、都市化(農村部から都市への移動)と女性の地位向上(教育を受け、自分の人生を自分で決める女性の増加)。これは、世界共通の原因であり、インドやアフリカも避けられないと主張。色々な国を調査して、国ごとに分析しており説得力が高い。
結局、人口の維持には移民の受入しか方法はなく、移民を受け入れる文化のあるアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどは、今後も発展。一方、日本、中国など移民を受け入れることに否定的な国は加速度的に人口が減少。中国は世界制覇などの力はない。
日本の将来を考えさせられる一冊。