「なぜ「日本書記」は古代史を偽装したのか」 関裕二著 実業之日本社
この著者は似たような内容の本をいろいろと書いており、またか、という点はあるが(「出雲抹殺の謎」など)、推理小説を読むような展開で、日本の古代史へ独自の解釈を展開しておりなかなか面白かった。
おもな内容は、日本書紀は、藤原不比等が自らの都合に悪い歴史を末梢するために作成したもので、重要な歴史的事実が葬りされているというもの。
その理由は、藤原不比等の父である中臣鎌足は、百済王子の豊璋であり日本人ではないことを歴史から葬り去る必要があるため、3世紀までさかのぼり、出雲につながる名門である蘇我氏を日本書紀において悪者にしたというもの。
この仮説が正しいかどうか私にはわからないが、筆者が多くの文献を調査し、最近歴史的発見や学説も研究していることがよくわかる。
この著者は似たような内容の本をいろいろと書いており、またか、という点はあるが(「出雲抹殺の謎」など)、推理小説を読むような展開で、日本の古代史へ独自の解釈を展開しておりなかなか面白かった。
おもな内容は、日本書紀は、藤原不比等が自らの都合に悪い歴史を末梢するために作成したもので、重要な歴史的事実が葬りされているというもの。
その理由は、藤原不比等の父である中臣鎌足は、百済王子の豊璋であり日本人ではないことを歴史から葬り去る必要があるため、3世紀までさかのぼり、出雲につながる名門である蘇我氏を日本書紀において悪者にしたというもの。
この仮説が正しいかどうか私にはわからないが、筆者が多くの文献を調査し、最近歴史的発見や学説も研究していることがよくわかる。