「秀吉の接待」 二木謙一著 学研新書
本書のような地道な研究が、歴史に埋もれた真実を明らかにし、歴史の解釈・探求に貢献するのだろうけれど、個人的にはつまらん。
ブックカバーを読んだ印象では、秀吉の軍門にくだり、遂に上洛して秀吉に接見する毛利輝元の心中の葛藤・揺れのようなものが記載されていると期待したが、誰に会った、同席者は誰だった、土産はなんだった、服装はなんだった、というように、淡々と事実が繰り返されている。退屈。
唯一面白かったことは、足利義昭の記載。今まで、織田信長に京を追放されてからは、歴史に中に埋もれて淋しく死んだと勝手に思っていたが、その後が記載されていた。
義昭は信長に京から追放された後、毛利家の保護のもと、12年間にわたり毛利の領内に滞留し、その後、豊臣秀吉に許され京都にもどっていた。1万石の知行を与えられ、出家していた。
徳川慶喜もそうだけど、最後の将軍て幕府の終りとともに、華々しく散るのではなく、地道に余生を過ごしている。幕府存続のために尽力して死んでいった部下は浮かばれるのだろうか...
本書のような地道な研究が、歴史に埋もれた真実を明らかにし、歴史の解釈・探求に貢献するのだろうけれど、個人的にはつまらん。
ブックカバーを読んだ印象では、秀吉の軍門にくだり、遂に上洛して秀吉に接見する毛利輝元の心中の葛藤・揺れのようなものが記載されていると期待したが、誰に会った、同席者は誰だった、土産はなんだった、服装はなんだった、というように、淡々と事実が繰り返されている。退屈。
唯一面白かったことは、足利義昭の記載。今まで、織田信長に京を追放されてからは、歴史に中に埋もれて淋しく死んだと勝手に思っていたが、その後が記載されていた。
義昭は信長に京から追放された後、毛利家の保護のもと、12年間にわたり毛利の領内に滞留し、その後、豊臣秀吉に許され京都にもどっていた。1万石の知行を与えられ、出家していた。
徳川慶喜もそうだけど、最後の将軍て幕府の終りとともに、華々しく散るのではなく、地道に余生を過ごしている。幕府存続のために尽力して死んでいった部下は浮かばれるのだろうか...