おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

うつ病九段

2021-01-04 21:00:02 | 囲碁・将棋
「うつ病九段」 先崎学著 文春文庫

 筆者が長年にわたり週刊文集に掲載していたコラムなどを楽しく読んでいた私。本書もうつ病の発症から回復までの過程を、家族・親族・棋士仲間との交流を交えながらわかりやすく記載してあり、楽しく読めた。
 うつ病が気持ちの持ちようではなく、脳の病気であることがよく分かるとともに、うつ病の症状が赤裸々に記載されており、うつ病を知ることにも役に立つ。
 また、将棋界という限られた特殊な世界で生きる棋士達の心温まる交流が描かれており、一つのことに傾注できる才能・努力に憧れる。
コメント
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