おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

藤井聡太論

2021-08-29 20:16:27 | 囲碁・将棋
「藤井聡太論」 谷川浩司著 講談社

 加藤一二三が書いた「羽生善治論」とよく似ている。すなわち、将棋の天才が、自らより若い将棋の天才について語るとしながら、自分自身の話が多い。
 自分の経験や自分のとの比較で藤井プロのすごさを語るが、話が色々と飛び、将棋好きにはたまらないかもしれないが、藤井プロの話を知りたい者にとっては読みにくい。
 詰将棋の創作に関する記述は、知らないことが多く興味深く読めた(将棋とは異なるゲーム。詰将棋を考えることは棋力向上に役立つが、創作することは、あっという間に一日が過ぎ、棋力向上にはあまり役立たないなど)。
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ソニー再生

2021-08-25 20:00:24 | ビジネス(企業)
「ソニー再生」 平井一夫著 日本経済新聞社

 成功した経営者の自伝は面白い。
 父親の転勤の関係で、小さい時から米国やカナダなどで暮らし、日本を客観的に見る力を養い、CBS・ソニー入社、SCE転籍というソニーの子会社で頭角をあらわし、最後はソニーのCEOとしてソニーを再生。読んでいて、ワクワク感があり、単純に楽しい。
 ・自ら世界を移動し、社員との対話を重ねる現場主義
 ・「KANDO」を掲げ、ソニーの目指すべき方向性を明確化
 ・後継者育成
 
 ビジネスに役立つことも多い。
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A Robot in the Garden

2021-08-16 20:28:26 | ミュージカル
「A Robot in the Garden」 Alexander McCall-Smith著

 劇団四季のミュージカルを観て、原書が読みたくて購入。
 ミュージカルは一定の時間内に納める必要あるため、どうしても原作から削除する部分が出てくる。このため、この部分は違うなとか、こんな背景があったのかなど、ミュージカルと原書を比べることで楽しく読めた。

 特に旅から戻った後のストリーは、大きく異なっており、感動しながら読み終えた。
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