「競争の番人」 新川帆立著 講談社
高卒・体育会の主人公と東大卒・エリートの後輩とが、コンビを組んで事件を解決していくという王道と呼べるストリー。親との確執や恋人と別れなど、適度にサイドストーリーも織り込まれており、楽しく読める。
ただ、警察とか検察ではなく、公正取引委員会が独禁法違反をする企業の経営者を懲らしめるというのが、他の小説とは違う切り口。
公取委を「弱小官庁」と卑下し、警察でないことを嘆くシーンが多いが、公取委の仕事の実態からやや乖離している印象。
高卒・体育会の主人公と東大卒・エリートの後輩とが、コンビを組んで事件を解決していくという王道と呼べるストリー。親との確執や恋人と別れなど、適度にサイドストーリーも織り込まれており、楽しく読める。
ただ、警察とか検察ではなく、公正取引委員会が独禁法違反をする企業の経営者を懲らしめるというのが、他の小説とは違う切り口。
公取委を「弱小官庁」と卑下し、警察でないことを嘆くシーンが多いが、公取委の仕事の実態からやや乖離している印象。