おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

よい休息

2017-08-27 17:49:35 | ビジネス
「シリコンバレー式 よい休息」 Aiex Soonjung-Kim Pang著 野中香方子訳 日計BP社

 日経ビジネスの書評欄を見て購入。
 多くの成功した政治家・経営者・芸術家・研究者などの実例を多く引用して、早朝の活動・昼寝・散歩・運動・長期休暇などの有用性を説明。引用が多く読みにくい(翻訳が、原文に忠実すぎるのが原因かも)が、内容は示唆に富む。
 
 「ストレスと過剰労働を名誉なこと、真面目さと献身の証しと見なすのは近年の傾向にすぎない」として、休息の充実の大切さをとく。創造性と生産性を高めるために、仕事と休息を同等に扱うべきと主張する。自分の人生に照らしても納得。
 依然として過重労働・過労死が残る日本のビジネスマンは一読の価値あり。

 私も早速、朝の活動と散歩を充実させよ。
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花神 

2017-08-14 17:42:25 | 歴史小説
花神 司馬遼太郎著 新潮文庫

 ニューヨークへの旅行中に読んだ本
 司馬遼太郎の魅力が詰まった力作で、読んでいてすごく楽しかった(余談がすごく多く、なかなかストリーが進まないが...)

戊辰戦争における論功行賞の額を見れば、本書の主人公の大村益次郎(村田蔵六)の評価が高いことが分かる。
   西郷隆盛:2000石,木戸孝允:1800石,大久保利通:1800石,大村益次郎:1500石
板垣退助:1000石.小松帯刀:1000石,後藤象二郎:1000石など

 オランダの書物の翻訳を通じて得た軍事的知識をもとに、実際に第二次長州征伐(四境征伐)や戊辰戦争の軍事的指揮をとり、勝利へと導いた英雄。本書では、
超合理主義者として描かれているが、シーボルートとの娘であるイネとの関係がよいアクセントになっている。
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