おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

青くて痛くて脆い

2022-03-22 19:37:14 | 小説
青くて痛くて脆い 住野よる著 角川書店

 娘の本棚にあった本⑤
 私の年代ではよく理解できない内容かな。
 大学生の二人がつくったサークル「モアイ」の誕生・発展(変質)・解散という流れの中で、主人公の人間関係における心理をタイトルのとおり描いているが、最後の展開がしっくりこなかった。
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悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと

2022-03-19 20:41:48 | 小説
「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」 瀧森古都著 SBクリエイティブ㈱

 娘の本棚にあった本④
 登場人物に対し不幸な出来事が次々と襲いかかり、それを克服していく過程で最後に母親に会うといった内容で、ネコはほとんど関係ない。話が現実離れしていてあまり入り込めなかった(まったく泣けなかった)。動物虐待、癌、障害のある子ども、子供を亡くした親、愛人の子供などなど、あまりにも不幸が多すぎる。
 途中で気づいたが、この本はネコ好きの娘に私が渡した本だ。
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82年生まれキム・ジョン

2022-03-13 20:43:33 | 小説
「82年生まれキム・ジョン」 チョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳 筑摩書房

 娘の本棚にあった本③
 初めて読む韓国の小説。淡々と話しが進み、ストリーとしては盛り上がりに欠ける。
 ただ、男尊女卑、儒教の影響が残る韓国で、女性がいかに生きづらいかを訴える内容。日本でも思い当たることが多い。登場人物で名前があるのは女性のみで、男性は夫や弟といった関係でのみ語られるなど、フェミニスト小説。
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52ヘルツのクジラたち

2022-03-12 17:32:32 | 小説
「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ著 中央公論新社
 
 娘の本棚にあった本②
 母親・義父から長年にわたり虐待を受け、都会から大分の田舎に引っ越し、心に傷を負った主人公が、今母親から虐待を受けている少年を守る過程で立ち直っていく。
 人間て本当に酷いことを平気でできてしまう怖さを持っているが、虐待の描写はリアリティーがあり、読んでいてすごく心が痛い。子どもは虐待を受けても、その痛みの声が誰にも届かない(=52ヘルツ)。
 最後は、希望が持てる終わり方。
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新しい星

2022-03-12 17:11:19 | 小説
「新しい星」 彩瀬まる著 ㈱文藝春秋

 娘の本棚にあった本①
 平凡で幸せな日常を突然襲う理不尽な出来事。人それぞれ、色々な悩みや痛みを抱えながら、生きていきことの意味を考えさせられる。
 わずか二か月で亡くなった娘のことを、死ぬまで忘れないとして、「失ったのではなく得た」として、生きていく主人公。
 娘を育てながら癌と戦う主人公の友人。「あなたは生涯を通じて一人にはならない」と娘に約束し亡くなる。最後の章はこの娘が亡くなった母の愛を知る。最後、幸せを感じた。
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