「自滅する人類 分子生物学者が警告する100年後の地球」 坂口謙吾著 日刊工業新聞社
過去の多くの生物の絶滅を解説しながら、地球という制約環境で生きる以上、人類が永遠に繁栄することはないと主張する一冊。
確かに、巨大隕石の衝突による恐竜の絶滅や、地球全体が氷に覆われた氷河時代における生物の大量絶滅など、生態系のトップになっても、地球環境が激変すれば、その環境変化に耐えられない生物は絶命が待つ。
筆者によれば、知的動物(人類)は、農耕文明を発達させ、史上初めて飢餓と無縁の生き物となり、無限増殖に入った。このため、既に多くの生物がこの影響により絶滅している。ただし、石油・石炭の使用による環境悪化は急速であり、今後、メタンハイドレートを使用すれば、大気の酸素濃度の低下と高温化により地上のほとんどの生物が絶命すると警告。
ただちに人口減少に取り組むことを提言。
過去の多くの生物の絶滅を解説しながら、地球という制約環境で生きる以上、人類が永遠に繁栄することはないと主張する一冊。
確かに、巨大隕石の衝突による恐竜の絶滅や、地球全体が氷に覆われた氷河時代における生物の大量絶滅など、生態系のトップになっても、地球環境が激変すれば、その環境変化に耐えられない生物は絶命が待つ。
筆者によれば、知的動物(人類)は、農耕文明を発達させ、史上初めて飢餓と無縁の生き物となり、無限増殖に入った。このため、既に多くの生物がこの影響により絶滅している。ただし、石油・石炭の使用による環境悪化は急速であり、今後、メタンハイドレートを使用すれば、大気の酸素濃度の低下と高温化により地上のほとんどの生物が絶命すると警告。
ただちに人口減少に取り組むことを提言。