おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

約束の海

2016-10-30 20:37:18 | 小説
「約束の海」 山崎豊子著 新潮文庫

 筆者の最後の作品。残念がら、途中で終わってしまう。それでも、読みごたえあり。
 海上自衛隊の潜水艦「くにしお」と釣り船が衝突した事件を題材に、自衛官の苦悩をえがいている。事故当時は、自衛隊そのものを否定的にとらえる世論も大きく、その中で国防を担う自衛官に担ってきた方に頭が下がる。
 
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幕末疾風伝

2016-10-30 20:25:46 | 歴史小説
「幕末疾風伝」 天野純希著 中央公論新社

 明治維新を薩長による権力争奪として、否定的に描いている。この結論に至るまでを、架空の人物「松浦佐太郎」が、様々なが歴史上の人物に仕える中でじっくりと展開。
 主義主張のない浪人が、時代に流され尊王攘夷の志士となり、戊辰戦争の悲惨さに振れ、明治維新の本質に気づくという展開。終盤は、どんどん「松浦佐太郎」がスーパーマンとなっていくが、小説としては、とても楽しく読めた。

 
 
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