おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

カルロス・ゴーン リーダーシップ論

2014-03-09 21:12:49 | ビジネス(マネジメント)
「カルロス・ゴーン リーダーシップ論」 カルロス・ゴーン著 日経BP社

 言わずと知れた日産自動車CEOの筆者によるリーダーシップに関する意見等、コンパクトにまとめた一冊。
 文量は極めて少ないが、ビジネスに参考になる箇所は多い。
   ・リーダーは本社に隠れてはいけない。危機の現場に自ら出向くのが基本
   ・企業が変化・成長する中で、多くの領域で無駄が発生。すなわち、改善の好機
   ・企業を変えるのは人。なぜ役員が優秀な部下の顔も名前も知らないんだ
   ・リーダーとは変革者(痛みがあるから筋肉はつく)
   ・相手に敬意を表し尊重する(パートナーを対等の立場で尊重する)
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若者を見殺しにする日本経済

2014-03-01 11:28:49 | 経済学
「若者を見殺しにする日本経済」 原田泰著 ちくま新書

 刺激的なタイトルで購入。
 社会保障の給付額の削除、若年失業対策は構造改革と金融緩和による日本経済の成長、TTPは日本を活性化、大学設立の自由化など、内容は多岐にわたるが、アベノミクスへの支持という内容(過去の日銀の金融政策を痛烈に批判)。
 内容が多岐過ぎてあまり印象に残るものがないが、格差の分析は面白かった。
  ・高齢層は格差が大きい(才能・長年の努力。運の積重ね)ので、高齢化社会により社会全体の格差が拡大
  ・日本の格差の本質は、貧しい人が多いこと(とてつもなく豊かな人は多くない)
  ・男女雇用機会均等法が高所得の夫婦をうみ、格差をもたらしていること
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