「中国化する日本」 與那覇追潤箸 文藝春秋
色々な文献や映画などを引用しながら「最先端の歴史学」の通説を述べてあるが、世界の歴史を「中国化」と「江戸化」の二元論の争いで単純化するもので、とりあえず、私には理解不能。なんとか最後まで読破したが、読むのがすごく苦痛だった。
筆者によれば、世界の近代化は中国の宋から始まっている。すなわち、貴族制度を廃止し皇帝独裁のもと、「自由」と「機会の平等(科挙による役員への登用)」が達成されたとする。したがって、冷戦後の資本主義によるグローバルな競争などは、宋朝時代の全地球大への引き伸ばしに過ぎないとなる。
一方、日本は、江戸時代に宋のグローバル(チャイナ)・スタンダードとは異なり競争を制限した独自の社会(藩という地方分権、住居・身分の固定した「イエ」)を構築。
そして、1000年の成果の動きを「中国化」と「江戸化」の対立を軸に解説。
色々な文献や映画などを引用しながら「最先端の歴史学」の通説を述べてあるが、世界の歴史を「中国化」と「江戸化」の二元論の争いで単純化するもので、とりあえず、私には理解不能。なんとか最後まで読破したが、読むのがすごく苦痛だった。
筆者によれば、世界の近代化は中国の宋から始まっている。すなわち、貴族制度を廃止し皇帝独裁のもと、「自由」と「機会の平等(科挙による役員への登用)」が達成されたとする。したがって、冷戦後の資本主義によるグローバルな競争などは、宋朝時代の全地球大への引き伸ばしに過ぎないとなる。
一方、日本は、江戸時代に宋のグローバル(チャイナ)・スタンダードとは異なり競争を制限した独自の社会(藩という地方分権、住居・身分の固定した「イエ」)を構築。
そして、1000年の成果の動きを「中国化」と「江戸化」の対立を軸に解説。