ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

福祉ネットワーク

2008-12-02 01:30:17 | Weblog
 NHK福祉ネットワーク、今日から自立支援法について考える特集です。

 先日さいたま市での総行動でも自分が質問した移動支援の問題が、全国で同じく問題になっていて取り上げられていました。

 なぜみんなが困っていることに使うことができないのでしょうか?通勤通学に移動支援を使いたいと多くの人が思っています。車を運転する間は介助をしていないから認められないという行政の言い分を誰が納得できるでしょうか?

 プールに使えない理由は、水は危ないからだと言っていました。まったく馬鹿げた話だとみんな思っています。

 そんなごまかしはやめて、はっきりと理由を語るべきだと思います。みんなが便利に使える制度になってみんなが一斉に利用し始めたら、財政が不足するからなんだと。そこをはっきり語るところから、ではどうしたらいいのだろう、どこから財政をひねりだせばいいのだろう、いくら用意すればいいのだろう、という議論が始まるのです。

 行政のむだについては新聞やテレビが連日報道しています。今日のTVタックルでは、官僚は極悪人だとはっきり言ってました。民主党が国家公務員の人件費を2割削減する案を出していますが、選挙で応援してくれる大きな票田なので、本当に厳しく出来るのですかと突っ込まれていました。

 ただ自分は、役所の窓口で市民の困りごとをきちんと聞きもせずに、サービスを支給しようともせず、困っている人を泣かせている役人が、われわれの2倍の給料をもらい、5倍のボーナスをもらっていることが許せません。財政が足りないと言っている役人たちもそんな給料をもらっていながら、納税者である市民の暮らしを守ろうとせずに、サービスの利用にいろいろな制約を設けています。

 公務員の厚遇をカットして福祉に回すべきだと訴えるたびに、関係者からいろいろなことを言われます。しかし、いつか時代はその方向へ動くときが、きっと来ると思います。