ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

つれづれ

2008-12-19 23:33:57 | Weblog
 「流星の絆」感動でした。先週の終わりで、これあと10分で終わるじゃないか、と思いましたが、原作の最後の数ページを感動的に膨らませていました。「ガリレオ」のドラマにも、原作をブラッシュアップして更にいいストーリーに仕上げていたものがありましたが、深い人間ドラマをあえて多く語らずに圧縮して描く東野文学だからこそできることかもしれません。その点、チームバチスタは無理に膨らませて中だるみが散見されました。もはや原作とまったく違った作品になってしまいましたが、犯人がだれかは気になります。相棒の亀山くんの去り方があまりにさわやかで感動でした。以上、今週はいろいろありました。

 参議院で雇用法というのが強行採決されたと言って自民党が怒っていました。これまでさんざん強行採決をおこなってきた自分たちのことは棚に上げて、と思います。しかしむやみに野党を支持しようというわけではないので、その法律の中身が知りたいのですが、そこはくわしく報道しないので一般市民にはどちらが正しいのか判断できません。なんか変ですね。

 日本中、そして世界中で大不況が勃発し、何万人もの労働者が雇用を打ち切られています。首を切られた労働者は待ったなしで家も一緒に失っている。主婦は子どもを預ける保育園がないために、働きたくても働けない。医師は過酷な勤務に追われて救急患者が受けられない、病院は経営悪化でつぶれていく。こんな時代なのに公務員は100万円のボーナスをもらい、政治家はいらない道路を造り、1回限りの定額給付金を金持ちにまで配るという。

 ばかげた政治です。

 こんなご時世に新たな融資を受けて新事業に乗り出すねがいのいえ。今年最後のスタッフ会議を開きましたが、スタッフみんながねがいのいえの仕事と利用者を大切にしている気持ちを確認できたいい一日でした。困難なケースに出会ったことで、ひとりひとりが更に成長できた気がします。思えば、昨年の終わりにつらい悲しみを経験し、その傷が癒えないなか明けた一年でした。

 この一年は、来年飛躍するための準備を固めた一年になったように思います。

 来年を楽しみにしながら送っている毎日です。