なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

椎間板ヘルニアでは無かった腰痛

2011年11月17日 | 健康・病気
日本人の80%、1300万人の人が腰痛で悩んでいます
その殆どが、椎間板ヘルニアと思いこんでいます

しかし、ヘルニアが原因の人は、わずか5%
殆どが、原因不明だそうです

そして、手術が必要な症状は、下に挙げられているような物です
グラフは手術しても、しなくても大した変化が無い事を示しています

   

椎間板の検査時と半年後の変化は不思議にも
何もしなくて改善されたものです
それは、白血球の一種である、マクロファージ
体の中の要らないものとして食べてしまうからです

それも、大きなヘルニアほど無くなりやすく
小さなヘルニアは、無くなりにくいのだそうです

 

腰痛の痛みは、が影響しているそうです
7割の人は、ストレスによって脳活動が低下しています

2番目の写真の、前頭部に有るオレンジの丸い所が
側坐核と言って、痛みの制御をする所
しかし、慢性的ストレスになると
側坐核が働かなくなり、鎮痛物質であるオピオイドが効かなくて
痛みがじかに脳に伝わり痛みを感じます

  

ストレスが腰痛を生むのではなく
抑えられていた痛みを強めるそうです
不安不信が、悪循環して余計にストレスを大きくします

 

痛みの悪循環を断ち切る事が必要で
対策として、好きな食べ物や音楽・絵画・香りなどが
側坐核の働きを高めるので、鎮痛効果が上がります

オーストラリア・ビクトリア州では
腰痛ストレスの関係を理解し、安静より積極的活動を推奨
その結果、患者数が減少、医療費も減り良い結果となっています

国民的病と向き合い、これらを理解出来れば
日本も同じようになるはずです