なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

マッハで冷凍

2011年11月10日 | 経済・社会
冷気より圧倒的に早く冷凍できる液体凍結機
ー30℃のエチレンアルコールで凍結させる「凍眠

20年前に横浜市都筑区の企業テクニカンが開発
食肉や水産の加工業者に1000台以上納めています

小型機でも1日に150Kgの冷凍が出来ます
冷気で3時間掛かる物なら、凍眠では、20分で出来
1日掛かる物なら、2時間で出来るそうです

冷気より液体凍結の方が、作業効率が良く、鮮度が保てます
冷気凍結は、細胞膜は破壊され、結晶か大きく
液体凍結は、細胞膜は破壊されず、結晶は出来ないそうです

 

解凍時に、ドリップと言う旨みが冷気凍結の場合流れていますが
液体凍結の場合は全く出ません

コンニャクは、上が冷気凍結で細胞が壊れスカスカになっています
下は細胞が綺麗なまま解凍されています

 

液体と空気はカロリーのボリュームが違うそうで
エチルアルコールー30℃の液体は
空気のー30℃の2500~3000倍だそうです

熱伝導率も空気より液体の方が大きく
気温の15℃は肌寒い程度ですが
水温の15℃の中には冷たくて居れません



ー100℃位の窒素ガスで凍らせると一瞬で凍結しますが
表面に硬いバリケードが出来、中まで浸透し難いのだそうです
一番良い温度帯の分岐点(-27℃~-33℃)を探すのに苦労したそうです

家庭用には、トレジャーボックス(10800円)を開発
中間に挟みこんで使いますが、薄い肉なら3分で凍結するそうです

 

お肉や魚は、1日でも食卓に欠かせません
中でも冷凍物は、日持ちが良く重宝します
社長さん曰く、冷凍は奥が深く色々考えさせられるそうです