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音楽による癒しの力

2012-05-10 21:51:58 | インポート
  音楽による癒しの力を改めて感じました。「グリーフカウンセリング」の研修を指導して頂いた東京福祉大学の鈴木康明教授は、講義の最初は消灯して、音楽を流してくれました。講義中にもヒーリング音楽が静かに流れていました。最初に流れてきたのがアイルランド出身の女性4人で構成される、ケルティック・ウーマンの「ウォーキング・イン・ジ・エアー」でした。深い森の奥から流れてくるもやの中から高く澄み切った声が聞こえてきます。はじめて聞いたせいか非常に印象的な曲でした。
 次が、イギリスの少年合唱団リベラの「生命の奇跡」、気高く、美しく、天使のような声というのが、誇張ではありません。そして、イギリスでデビューした4人組のヴォーカル・グループ、イル・ディーヴォ(Il Divo)の「アダージョ」や「アメージンググレース」も素敵でした。
 私たちは、「精神的ストレス」や「睡眠不足」、「過労」などの生活習慣、「不安」、「悲しみ」、「恐れ」などの心の状態が交感神経優位の状態をつくり出し、その緊張状態の持続が「脳神経欠陥」や「血液循環系疾患」、「免疫系疾患」なと様々な疾患を生み出すということを知っています。それを音楽が癒してくれることも知っていますが、具体的にはどういうことなのでしょうか。
 フランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士によると3000ヘルツ以上の高音域の音楽は脳が活性化し活力が出てくると言います。1000ヘルツ以下の音域は肉体に影響し、1000~3000ヘルツの中音域は、表現力や情感に影響するといううことです。
 つまり、私か゜ケルティック・ウーマンやリベラの音楽に癒されたのは、高く澄み切った高音に脳が活性化し、意識も覚醒して、身体に活力がわいてきたということなのだと思います。
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