自分に疲れていませんか？

　あるべき自分という幻想が人を疲れさせｊます。本当の自分はこんなものではない。もっと様々な可能性があるはずだ。たまたま運悪く、周りの人がそれに気づいてくれないだけだ。チャンスさえあれば、自分はビッグな存在になれる。
　あるべき自分というペルソナ〈仮面〉は、実際の自分よりはるかに理想化されているので、素顔の自分は無力感に襲われ、とても疲れます。
　あるべき自分（理想自己）は、それにちかづくための努力が向上心となって人を成長させるエネルギーとなります。しかし、エネルギーもいつかは枯渇します。あるがままの自分と向き合う勇気が必要だと思います。つらいことですが、じつは、そうすることがあなたの疲れをいやしてくれることになるのです。