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秋のベネルクス三国紀行(3)ルクセンブルク №262

2018-03-12 13:06:29 | 旅行
第三日目 2017年10月26日(木) 晴れ 17゜ホテル発9:00
1 ルクセンブルク大公国
 ルクセンブルクは「小さな城」という意味だということです。人口はわずか55万人で、その半数近くは外国籍の人で、国の面積も神奈川県と同じ位の広さしかありません。しかし、国民一人当たりのGDPは、日本の三倍近い10万ドルを超えて、世界一豊かな国なのです。
 首都のルクセンブルクは、地理的にヨーロッパの中央に位置する堅固な城砦都市で、旧市街と新市街を合わせ持ち、旧市街には世界の一流銀行153行が集まり、ロンドンに次ぐユーロ市場となっているとのことです。さらに、新市街には、国際機関が集まっていて、スカイプやアルセロール・ミタルなどの有名企業の本拠地があります。経済、金融においてトップクラスの国なのですが、歴史上の人物やスポーツ、芸術を通してなじみのある人が全く思い浮かばず、イメージの掴みにくい国であることは確かです。
 国際都市のため多言語国家で、子供達は大変のようです。ルクセンブルク在住という日本人の女性ガイドさんによると、ここでは就学前に母国語のルクセンブルク語を学び、小学校に入学するとドイツ語、フランス語、オランダ語を2年間ずつ学び、中学校に入学すると英語を学ぶというのです。じつに5カ国語です。できが悪いと落第するさいうことですから、語学の苦手な子供にとっては大変です。

1  ノートルダム大聖堂
 ケルン大聖堂、アーヘン大聖堂、ノートルダム大聖堂といずれも素晴らしい建物や内装、ステンドグラスを見てくるとどれがどの教会もののだったか、印象が混乱して、写真だけではよくわからなくなります。 
 細く鋭い尖塔と、内部の美しいステンドグラスが特徴的なノートルダム大聖堂は、世界遺産「ルクセンブルクの古い街並みと要塞群」に含まれ、ルクセンブルクを代表するカトリック大聖堂です。
 17世紀に建てられたイエズス会の教会でしたが、1794年以降から現在の大聖堂になりました。ジャン前大公とベルギー王女ジョセフィーヌ・シャルロットの婚礼がここで行われたことでも有名だそうです。北の入口部分は、ルネッサンス様式とバロック様式が入り混じり、丸天井、細い尖塔などが特徴です。

2 ルクセンブルク大公の宮殿
 ノートルダム大聖堂から300mほどのところにあるルクセンブルク大公宮は、15世紀に市長舎として建てられましたが、1554年に火薬が爆発したことで崩壊。正面にあるアラベスク模様が残り、1573年に大理石で再建され1891年から大公宮となり、現在は大公の執務室兼迎賓館として使われているということです。
建物壁面の彫刻からは、中央ヨーロッパではあまり見ることができないイスパレ・モレス様式の浮彫が施されるなど、かつてスペインの支配を受けていたことが感じられるということです。
 建物は衛兵に守られています。少年のようなあどけない顔をした衛兵が30m位しかない建物を往復していました。真剣な表情で勤務していましたが、本当にこの少年一人で非常事態に対応できるのか心配になりました。軍隊があるといっても、あるのは陸軍だけで、それも人数は450名だけというまですから、EUという組織の中でかろうじて守られていると言ってよいのではないかと思います。
 
3 アドルフ橋
 「橋はどれも美しい」と、私の好きな作家が言っていますが、1900年~1903にペトリュス渓谷に架けられたアドルフ橋のたたずまいは、その深い渓谷美と重なって実に美しい石のアーチです。ルクセンブルクの旧市街と新市街を結ぶ最も有名な橋で、その大きさは長さ84m、高さ43mです。


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