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うつは病気か甘えか ~甘えの診断基準~  №237

2016-05-12 15:33:51 | 日記
 国立療養所久里浜病院精神科医長の村松太郎氏の著書「うつは病気か甘えか」(幻冬舎刊)の中に、ある産業医が作成したという「甘えの診断基準」というものが掲載されていてなかなか興味深かったので紹介します。もちろん、DSM(精神障害の診断と統計マニュアル)のように医学的に根拠のあるものではないし、村松先生もうつに悩み苦しんでいる方が居ることは十分に配慮した上で、実際にこういう人がいるのではないかということで掲載しているということをお断りしておきます。

  甘えの診断基準

A 特権への安住と自己主張(以下の問いの2つ以上を満たす)
 1 自分はうつ病であると公言してはばからない。
 2 うつ病としての配慮をするよう要求する。
 3 うつ病について理解がないと人を責めることがある。
 4 注意や指導を受けるとすぐにハラスメントであるという。

B 未熟な性格(以下の問いの2つ以上を満たす)
 1 言動の中に親の陰が見え隠れする。
 2 プライドが高い。
 3 自分のことはぺらぺらとよくしゃべる。人の話はあまり聞かない。
 4 言動が全体に年齢より幼い。
 5 人が自分のことをわかってくれないとという意味のことをよく言う。

C 病気とは思えない、人の神経を逆なでする言動(以下の問いの1つ以上を満たす)
 1 「仕事中と休み時間」や「出勤日と休日」の元気の差が大きい。
 2 病気療養中の活動(旅行や趣味のことなど)のことを自慢げに話す。

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