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祝祭日の孤独

2013-01-06 14:33:40 | インポート
 人は仕事に追われている時には、不平や不満を言いつつも案外と充実感に浸っているものです。しかし、正月休みのように会社が一斉に休みに入り、自分に何の予定も入っていない時、不意に深い闇の中にいる自分に気づくのではないではしょうか。
 たとえば、大みそかの夜一人で紅白歌合戦を見ている時、テレビの映し出す向こう側の世界が華やかであればあるほど孤独感は募ってくるのではないでしょうか。すべての人々が恋人や家族とともに楽しく語らいながら、テレビを見ているわけではないことを頭では理解していても、なぜか、自分だけが世界から取り残されてたった一人でいるような心細さを感じるのではないでしょうか。
 他者との深いつながりを避けて、自由で気ままな生活を楽しむ以上、孤独に耐える力が必要なのではないでしょうか。
   私は私のために生きている
   あなたはあなたのために生きている
   私はあなたのために生きているわけではない
   あなたもまた私のために生きているわけではない
   私は私
   あなたはあなた
   けれど私たちの心がたまたま触れ合うあうことがあれば
   それにこしたことはありません
   たとえ心が触れ合うことがなくても
   それはそれで仕方のないことです
             (フレデリック・S・パールズ「ゲシュタルトの祈り」)

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