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心の回復力・レジリエンスの強い人

2012-07-31 17:53:20 | インポート
 仕事上のストレスや人間関係からくるストレス、親しい人との死別や自然災害などの強いショックによる外傷体験などにより、うつ病やPTSDを発症する人がいますが、すべての人がなるわけではありません。
 では、強いストレスやショックに耐えられる人とそうでない人との違いは何かあるのでしょうか。それが「レジリエンス」といわれるもので、簡単に言うと「心の回復力」です。「レジリエンス」が高い人は、強いストレスやショックに耐えらることができ、深刻な事態になりにくいというのです。
 「レジリエンス」はもともと物理学の用語で、「外力による歪みを跳ね返す力」として使われていたようです。心理学では「ある程度の脅威や厳しい悪条件においても、それを乗り越えて、正常な平衡状態を維持することができる能力」という定義が用いられることが多いようです。
 では、レジリエンスが高い人というのは、どんな人なのでしょうか。①性格が前向きで明るい人、②自尊心が高い人、③夫婦間や親子間などの家族関係が円満な人、④友達が多い人、など多くの要素が複雑に絡み合っているといいます。
 コナー・デビットソンのレジリエンス評価尺度では、変化に対応できるか、親密で安心できる関係があるか、失敗してもすぐにがっかりしないか、挑戦することが好きか、強い目的意識を持っているか、生活をコントロールしているか、物事の明るい面をみようとしているか、挑戦することが好きか、等々25項目あり、それぞれが5段階となっていて、点数が高い人ほど心の回復力があるといわれています。
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