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健康管理がストレスとなり免疫力が低下する?  №173

2013-02-19 17:18:32 | インポート
 私たちがストレスが多いというときは不安や苛立ちなど心理的なことを考えがちですが、暑さや寒さ、過度な運動や飲酒、喫煙、騒音なども体にとってはストレスとなっています。私たちの体はストレスを受けるとある種のホルモンを出して耐えようとします。しかし、このことにより免疫力の働きが低下してしまうのだそうです。
 免疫力が低下すると、体内に入ったウィルスを撃退したり、ガン細胞の増殖を抑えられなくなります。免疫力はストレスや加齢によって低下するようです。東京医科歯科大学の廣川名誉教授の研究によると長生きの人は免疫力が高いということです。
 免疫力の維持にはバランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活習慣により健康を維持することが欠かせませんが、最近、腸内環境が影響することもわかってきたそうです。腸内細菌が大幅に減るとインフルエンザにかかりやすくなるといわれています。ヨーグルトを食べ続けるとインフルエンザにかかりにくくなるという研究結果もあるようです。
 ただ、健康に良いことでも、それがストレスになると逆効果になるのだそうです。フィンランドで血圧やコレステロール値が高かった40代の男性1200人を半分に分け、1974年から15年間追跡した調査によると、最初の5年間はまじめに健康管理し、喫煙や飲酒、塩分、糖分の摂取を控えさせたグループのほうが、なにもしなかったグループより死亡者数が多かったのだそうです。
 まじめに健康管理したグループの方が血圧などは改善したものの、健康的ではあるけれど窮屈な生活がストレスになり免疫力を下げた可能性があるということです。責任感が強く自分自身を追い込む真面目な良い人は長生きできない傾向にあるともいわれます。
 ストレス解消方法は人によって様々でしょうが、てっとり早いのは笑いのようです。笑いがナチュラルキラー細胞の働きを活性化して免疫力を高めるようです。無理にいやなことをせず、「あはは」と笑いながら適当に生きるのが良いのでしょうが・・・・・・。
 日経新聞(2月17日付)によると廣川名誉教授が開発した免疫力判定検査があるようですので、心配な方は受けてみてはどうでしょうか。
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