国際学どうでしょう

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常識力検定について

2006-05-22 01:43:14 | 雑談
先日のエクステンション・センター*)の会議で、O先生から講座の新設について提案があった。常識力検定の講座を設置してはどうかということであった。会議の速やかな運営にのみ寄与する委員である私は、遠ざかる意識の中で脊髄反射した。「常識ってか?」
*) 学生のキャリアップのために資格取得支援の講座を開設したり、あるいは広く一般に教養講座を開いたりする大学内の機関。名称は様々であるが、最近の大学にはたいてい存在する。たとえば私の勤務先では大阪学院大学エクステンションセンター

私はかつて「常識」という名前のもとに厳しい「指導」を受けた体験がある。それがトラウマになっていて、自分には「常識」がないと思い込んでいた。それだから他者に対して「常識がない」と言うことは全くできない。さらに会議後、委員のN先生からもメールが回って来て、常識検定についての意見を述べられていた。

「常識力検定,さっそくサイトにアクセスし,試してみました。出題の範囲もひろく,面白いですね。世間でかなり話題になっているようですが,任意団体というところに,この協会の心意気を感じます。家族受験アリというのもイイですね。
ただし,エクステンションセンターで受講料をとって対策講座を開くのにふさわしい検定かどうか,まだ判断しかねます。1年次のゼミなどでみんなでやってみると面白く,単位にもつながるので,よいのではないでしょうか・・・。」

こりゃ大変ということで、私も早速サイトにアクセスしてみた。日本常識力検定協会である。そこには常識力オンライン診断テストがあった。ともかく受けてみた、内容は敬語の使い方、憲法、時事問題様々な分野から出題されていた。

受験すると、あらまあ全問クリアしてしまった。これは衝撃である。大阪学院でもまれたから、常識がついたのかもしれないと思ってはみた。しかし常識のないと認識している私が満点を取ってしまったので、この協会に対する不信感が生まれた。わざと簡単な問題ばかり出して、受験者に常識を乱発するのではないか?これは悪い冗談だが、私もN先生と同意見であった。
コメント
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