どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ゆりかごになりたい、とヤナギは言った

2023年05月09日 | 絵本(外国)

   ゆりかごになりたい、とヤナギは言った/ベッテ・ウェステラ・文 ヘンリエッテ・ブーレンダンス・絵 塩崎香織・訳/化学同人/2023年

 

 十種類の木が、語り合っていきます。ナラがブナに「おおきくなったらなにになるとおもう?」と話しかけました。ナラはタンスと、ブナはテーブルになるのかもいいかもねと こたえます。それからカバノキ、ポプラ、トウヒ、カエデも なりたいものをあげていきます。

 ヤナギは、「ゆりかご」と、そっとつぶやきます。

 シダレヤナギは葉が落ち、枝は折れ、皮も剥がれ朽ちていき、その下ではカビやキノコがそだちはじめました。

 日本だったら杉や松がでてきてもおかしくはないのですが・・・。トネリコ、トウヒは あまり聞いたことがありませんでした。

 まわりをみてみると、家やおもちゃ、ベッド、スプーン、木ぐつ、バイオリンなど、あらためて木の世話になっているもののおおいことか。 

 木版画の落ち着いた色合いの木の絵本です。


この記事についてブログを書く
« てんぐのうちわ・・三重 | トップ | キューピッツとうさんの知恵... »
最新の画像もっと見る

絵本(外国)」カテゴリの最新記事