どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

とんでもプリンセスと ドラゴン ★おわりのないぼうけん★

2024年05月05日 | 絵本(外国)

   とんでもプリンセスと ドラゴン/アンナ・ケンプ・作 サラ・オギルヴィー・絵 たなか あきこ・訳/フレーベル館/2016年

 

 高い塔の上に、のろいによってとじこめられたプリンセス・スー。
 「ラプンツェル」みたいに髪はながくなり、「いばらひめ」のように百年もまちつづけた 気分。ただ読む本だけはたっぷり。「へええ、おとぎばなしの おひめさまって さいごには しあわせになれるんだ。」と、長い間待ち続けてイライラが爆発しそうになったとき、パンパカパーン!
 ついに 王子さまがあらわれたのです!

 いかに勇気かの王子さまの自慢話をさえぎり、スーは 王子に チュッ!

 ところが、この王子、頭はカチカチ。鎧をきるのが 王子さま。ドレスをきるのがお姫さまで にこにこ笑顔に ふんわりカールの髪と のたまう。スーの気分はむしゃくしゃ。

 塔のてっぺんから 遠くに見えたのは 赤いドラゴン。スーは こわがって にげだすどころか、お茶に招待。意気投合したふたり?は、王子をちょっぴりこらしめてやろうと・・。

 赤いドラゴンのくしゃみで、城はバラバラ。さえぎる王子をしりめに、あちこちの わからずやを こらしめ、おわりのない スーとドラゴンのぼうけんが はじまりました。

 

 ドラゴンとでかけるとき、スーの髪の毛は、いつのまにかみじかくなっています。絵の中にあるくつは「シンデレラ」? 冠をかぶったカエルも 気になる存在。

 スーに必要なのは、とにかく冒険にいたずら そして ドラゴンです!!。

 夜寝る前に読むことはおすすめできません。興奮して眠れなくなりそうです。


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