うしとざん/高畠那生/小学館/2020年
ひらがなだと ぴんとこないのですが「牛登山」する男。
前足の短い毛をつかんでのぼります。
なぜ 登るか聞くと「そんなこと きいちゃあ いけません」という男。
うしのせなかにはうし、貸自転車で自転車を借りて坂をくだります。
「めしや」でぱくぱく。
最後は、しっぽをすべります。
おしりからのぼってくる人に、自転車を借りるといいですよと、お節介をやきます。
あっけにとらわれました。
ナンセンスといえばナンセンス。頭の柔らかさを確かめられているよう。
そういえば今年は、丑年です。