どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

うなぎにきいて・・紙芝居

2023年06月12日 | 長谷川善史

   うなぎにきいて/脚本・桂 文我 絵・長谷川善史/童心社/2005年(12画面)

 

 ウナギ屋の看板を見た二人ずれ。かば焼きを頼むが、調理人が かぜでやすんでいるからとことわられる。どうしても食べたい二人ずれは、料理が下手というウナギ屋の主人に 頼み込み主人が調理することに。

 主人が 一番大きなウナギをつかむと ウナギは 上へ上へ。二人ずれから手を下に向けるよういわれ、手を下に向けると、ウナギは こんどは下へ下へ。「手を前に だしたら、いいがな」といわれ、両手を前に出すと、ウナギは ニュルニュルと前へ。主人は 店の留守番してくれと大声を上げ、店の外へ。

 ウナギのおとうり、ウナギのおとうりと どんどん前へ。走る姿を見た こどもたちが あとについていき、いぬも ねこもおいかけていきます。

 走る主人の前に 大きな川。川へドボンと落ちた主人は、それでもウナギをはなしません。ウナギと主人は、どんどん川上へ。

 どこへいくつもりと 聞かれた主人は・・・

 

 あ! オチがタイトルになっていました。

 ウナギをにぎりしめる主人の顔が なんともいえません。快調なテンポと関西弁、長谷川さんの絵で、落語風に展開し、上の年齢の子も楽しめる紙芝居です。


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