どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

113びきの ねこの てがみ

2020年12月03日 | 創作(外国)

    113びきのねこのてがみ/ビル・アドラー・文 ポール・ベイコン・絵 掛川恭子・訳/偕成社/1996年

 

 ねこから サンタさんへのお願い。タイトルどおり113びきのお願い。
 
 サンタさんへのアドバイス?、悩みの解決 飼い主への注文 など、ユーモアあり、いじらしさがありと様々です。
 
・煙突からはいってこないでね。すごくきたないよ。ぼく、知ってるんだ。この前、やってみたから。
 
・このへんには、煙突がありませんきたときは、ぼくのうちにきたときは、ベルを押して、ドアマンにいれてもらってください。
 
・ねこむけの美容体操のビデオはないですか? ぼく、みんなから、ふとってるっていわれるんです。おねがいします。
 
・ネコ用のピルがありませんか? あたし、子どもが産めなくなる手術なんかされたくないんです。
 
・うちのいぬを北極につれていって、らいねんのクリスマスまでつれてかえってこないでください。
 
・クリスマスプレゼントに、耳栓をください。生まれたばかりのあかんぼうがひと晩じゅう泣くので眠れないんです。どうかよろしく。
 
・ぼくにねこの辞書をください。ぼくにだって「ニャオー」のほかにいえることがあるはずですから。
 
・ねずみ捕りをください。ねずみどもに手を出すのはやめにして、ベジタリアンになろうかとかんがえているところなんです。
 
・あたくしにつぎのスペースシャトルで、宇宙の旅をさせてください。月面着陸した最初のねこになりたいんです。
 
・おねがいだから、この家のおくさんに、ねこ用料理の本を贈ってください。おくさんのつくる料理は、いぬも食わないようなしろものばかりなんです。
 
・クリスマスには、おもちゃのねずみをくださいませ。ねずみをつかまえる練習をしたいのです。(だって本物のねずみは、わたしがつかまえようとすると逃げちゃって、わたしを指さして笑うんです。)
 
 113もの ねこの名前も 大変。

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