小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

のびのびキッズ 『森のおさんぽとカニ釣り体験』

2014-09-17 | 森のようちえん
9月14日、森のようちえんのびのびキッズ『森のおさんぽ&カニ釣り体験』を実施しました。
前回の親子カヌー体験に続き、今回も8組21名の満員参加となりました

森に入る前に “森で気を付けること”(ツタウルシ、ハチ、毛虫など) のレクチャーをします。


森には危険なものもあるけれど、面白いものもたくさんあります
のびのびキッズのパイオニアのYくんが葉っぱの面白い遊び方をみんなに伝授

『この葉っぱはよく濡らすとくっつくんだよ。』

森には夏の面影を感じるセミの抜け殻や、秋の気配を感じる栗やどんぐりが落ちていました。
はじめのうちはそんな森の恵みを見つけながら歩いていた子どもたちですが、
歩き始めて十数分後からはもうトンボとりに夢中です。


くまさんが素手で捕まえるのを見て真似てみたけど上手くいかず、『網ほしい~!』と
言い出した子どもたち。それでも網が無いなかでどうやって捕まえようか…。
考え出した作戦は?!


ぼうし作戦


帽子を手にトンボを追いかける!追いかける!
えぇ~い!


つかまえた~!!


『見て、見て

やったね


と、トンボとりに夢中になる子もいれば、別のものに夢中になる子も


Kくんは水たまりが気に入った様子。
子どもたちはこっちも好きですよね

好きなもの、興味を持つもの、夢中になるものは人それぞれ。
他の人と一緒に行動しなくちゃいけない時もあるけれど、
今は自分が入り込んでいる世界を楽しんでいていい時間
この瞬間にどうやったらトンボを捕まえられるか、トンボはなぜ速いのか、
水たまりの泥の感触、水たまりに映る景色や光の反射など、子どもたちは
それぞれの感性で色んなことを感じたり発見したりしています

再び森の中へ。

通称“アンの小路”をのんびりのんびり歩いていきます。

4つの実が付いた枝を見つけたOくん。『パパとママとお姉ちゃんとぼく!』

『ハート形のクルミ

栗が落ち始めています。森もそろそろ秋の気配です。


森から戻ってきたらお昼ごはん。
とっても良いお天気だったので、青空の下でシートを広げてお弁当を食べました。

みんなで食べるとおいしいね


午後はお楽しみのカニ釣りです。


高瀬川の河口にやってきました。

竿が一本足りない?!小学生のAちゃんがすごい竿を見つけてきました!

『くまさん用の竿あったよ!』

竿に釣り糸をつけたら・・・

お父さんの出番です
釣り糸におもりとスルメをつけます。

さぁ~釣れるかな?



水面の下にカニが見えます。カニをめがけてそーっと糸を垂らします。

焦らずじっと待つのがポイント。カニと子どもたちの我慢くらべです。

親と子で知恵を出し合いながら挑戦




はじめは、カニを見つけるのも、釣り上げるのも苦戦していた子どもたちも、
しばらくするとコツを掴んで次々にカニゲット




こんなにたくさん釣れました。


森と海で過ごした一日。トンボをつかまえたりカニを釣ったり・・・
虫が苦手な子も気付けばみんなと一緒にトンボをつかまえている。
自分なりのつかまえ方を考えてチャレンジしている。
そんな光景を見るたびに、自然ってすごいなぁ子どもの可能性って無限だなぁ
と思います。のびのびキッズではそんな瞬間が本当に沢山あるんです。

森では子どもたちをじっと見守り、海では子どもたちと一緒になってカニ釣りを楽しんでいた
お父さん、お母さん。子どもに戻ったような笑顔がこぼれた瞬間の輝きは、子どもたちに負けて
いません 子どもたちはそんな大人の笑顔が大好きです。
次回も親子でHAPPYになれるプログラムを用意してお待ちしています



次回ののびのびキッズは、10月26日(日)『のびのびDayキャンプ』を行います。
詳細は後日、HP・ブログにて掲載いたします。