「日本を代表する指揮者がアトリエに集まり、歴代の名を馳せた指揮者の特徴やこだわり、技術について語り合いました。」という回。
集まったのは 藤岡 幸夫、山田 和樹、三ツ橋 敬子 の三氏。
指揮者、と言えども
○ 指揮をしない カルロス・クライバー(さすがに全場面というわけではなく、途中からそういうことになることがある。)
○ 指揮棒を使わない レオポルド・ストコフスキー
色々な方がおりまする。
憧れの歴史的指揮者として藤岡さんが挙げたのは、帝王カラヤン。
そのカラヤンの映像で流れたのが 晩年期のモノ。
五嶋龍さんはじめ出演者の中にあった、「目をつぶって…」指揮するカラヤンという印象からはかけ離れたものだった。
あ、これって ライナー・キュッヒルRainer Küchl(ウィーン・フィルの元コンサートマスター)さんが 旅するユーロ の中で話してくれたことだな。そう思い出して、映像の中のライナーさんを「コンサートマスターだから、この後ろ姿の人かな」と確認しながら眺めた。
“そのときすでに歩くのもやっとだったにもかかわらず”な頃のカラヤン、なのだろうか…。
そう思い返しながら聞くと ちょっと切なかった。