ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

卒業

2014-10-30 | 海外子育て
今夜はプライズギビング・セレモニーと呼ばれる
名前のまんまの善(17歳)の高校の表彰式に行ってきました。


実はこの手のものに、小学校以来とんと顔を出したことがなく、
「まぁ、卒業式みたいなもんだよ。」
という善の一言に、慌てて夫婦で駆けつけました


温はこの手のものに一切興味を示さなかったので、本人も行かず
親も行ったことがありませんでした。
(※温もいろいろ賞をもらっていたのに、どうなってたんだろう?)


「卒業式みたいなもん」
といっても高校の部の表彰式なので3学年一緒。それでも卒業式?
(NZの高校は5年制で中学相当のジュニアと高校相当のシニアがあり)


会場では先生方が全員アカデミックガウンを纏っていて

ビックリ
なんて新鮮な光景
ハリーポッターかと思いましたよ~(←そこかい?)


自分にとって大卒なんて、手足があるぐらい当たり前のことでした。
でも、ガウンひとつで学士がとっても誇るべきことのように思えた
単純ちゃん
(※でもヤバい、もってない ←どこで着るんだ?)


壇上にはズラッと並んだカップ

「全員もれなくもらえちゃう?(笑)」
という数。


式は先生方と来賓の堂々の入場から始まり、
マオリの女子生徒のマオリ語のカランガ(歓迎の儀式)
湿り気を帯びた艶のある凛とした声がホールに響きます。


そして国歌斉唱
NZ国歌はマオリ語と英語のパートがあり、その間で

ハカ(マオリのウォークライ)
白シャツのサラリーマン風ハカが新鮮


その後は理事長や校長のスピーチ、有志の卒業生への歌(美声
などなど、緩急使い分けたなかなかの演出で進みます。


男女の生徒会長2人のスピーチは笑いあり涙ありでしたが、
今年の最優秀生徒でもあった女子会長のスピーチでは
滂沱となっていた生徒が何人も。
「私たちはこの学校を卒業していきます」
と万感の思いをこめた力強い言葉が印象的でした。


そう、どんなに居心地が良くても、かけがえのない仲間がいても
ここにはもう留まれない。
それぞれが旅立っていかなければならんのですよ。
(※なーんてチラリと自分の高校卒業を思い出したりして?)


そしていよいよ延々続く表彰式
これまた途中の紹介だのスピーディーな進め方だので
なかなかどうしての演出です。


善登場

しかーし、カメラのピントは手前のインパクト大な彼に


前に並んでも中央のカップを何個も持っている彼がインパクト大

彼は一番もらってたかな?


その後の今年で転出する校長に贈られたハカは

スポーツモードでばっちり撮れました
(※善もスポーツ(してないけど)モードにすべきでした)


通路に縦に並んだハカでしたが

ド迫力


善はコマースカップ(商科カップ)をもらいました。

曲がって見えるのは
ホントに曲がっているから


毎年の受賞者の名前が彫られ、次々に巡っていくので
どこかで曲がってしまったよう


会計
ビジネス・スタディーズ
経済
と善は経済関係の科目は全部とっていました。
大学もこのままコマース(経済学部)へ


レセプションでちょっとリフレッシュメントをもらい父兄と話し
帰宅するとき、
「これ見て!」
と善に言われたベンチの上の金のプレート



善の仲良しグループ6人の名前の下に

2010-2014年の間ここに座っていた
という文字
本当にいつもここがミーティングポイントで思い出の場所だそう。
仲間のパパが特注で作ってくれたんだそうです。


かけがえのない仲間に巡りあい、貴重な時間を過ごせてよかったね。



「ボクたちはこの学校を卒業していく」




おめでとう
(※でも、これから卒業テストなんですよ~


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