ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

8月の鍋物語

2006-08-31 | 料理・食べ物・外食
昨日からの続きです。
何かと立て込んだ8月の仕事を終え、ヤッホ~ホートランランラン
とポンソンビーへ。そこにあるキッチンアイテム専門店「ミリーズ」で手に入れたものとは・・・・

コレです→
そう、お鍋。
ル・クルーゼの鋳物ホーロー鍋♪

「えっ?またお鍋?」
と、記憶に残っている方がいらしたら、ありがとうございます(伏) 

実は、鍋は移住直後から、ロード・オブ・ザ・リング-指輪物語の向こうを張った(冗談;´。`;)、メルマガ「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語」三部作を書いたほど、いわく因縁のものでした。
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語」
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語 その2」
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語 その3」

あの時、急いで6点セットを買い、これまで重宝してきましたが、
移住後の楽しみの一つに、鍋のセットを買うことも入っていました。「西洋社会に行くんだから、さぞや厚手の一生使いたくなるようないい鍋があるんだろうなぁ~♪」(メルマガ「鍋物語」より)
という当初からの気持ちに変わりはなく、とうとうずっとほしかったル・クルーゼをゲッチュ♪

私が買った26センチは日本の定価で3万円(ここでもほぼ同額)。
付き合ってくれた夫が目を剥いて絶句するわけです。
「3万円か~。バーゲンになったプラダの靴1足ってとこね。」
という感覚だった、お気軽ノー天気香港時代ならいざ知らず(懺悔)、今の私たちにとって3万円は大金です。

「で、この鍋でいったい何ができるわけ?」
と訝る夫。
「ジャワカレーv´▽`v」
なんて答えようものなら、舌打ちされそうな雰囲気(笑)

8月はここでもアレコレ言っていたようにいろいろなお仕事をいただき、その中の一つがちょうどこの鍋代くらいでした。
「臨時収入もあったことだし、ぜひ・・・」
と仕事をしながらずっと思っていました。

「その日暮らしの固定収入もない身に臨時収入もないだろーが!」
と独りツっこみに受けまくりながら、
正しいその日暮らし ⇒ 即使う!
と相成りました。
お金を物に買え(換金ならぬ換物!)、仕事を回してくれた元同僚、その仕事への感謝を形にしていつまでも残し、大事にしようと・・・。

靴だったら私だけの期間限定の愉しみですが、鍋なら家族全員、しかもこの鍋なら、限りなく一生続く愉しみです。これから2006年8月という記憶のスパイスを効かせたいろいろな料理が、この鍋から出てくることでしょう。

本当はグリーンがほしかったのですが、NZには未上陸なんだそうですTT その色、ル・クルーゼの日本語サイトでは「グリーン」となってますが、英語サイトでは「キウイ」と呼ばれてます!
「キウイがキウイを買えないなんて~」
とお店の人と大笑い。けっきょく、ル・クルーゼのメインカラーである「フレーム」(意味は「炎」。日本では「オレンジ」)を買いました。
気分はメラメラ´▽`?

あれこれアドバイスをしてくれたお店の人の1人はアメリカからの移民で、アメリカにいる時から17年もこの鍋を使っているそう@@
「これが一つ目なの?いいわよー、一生ものよ。くれぐれも強火にしないで弱火でね。お料理、楽しんで!」
と声をかけてくれました。
「8月の鍋物語」の始まりです。

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プチ夢三冠

2006-08-30 | 私事・リタイア・人生
お久しぶりです。(ペコリ)
更新していない間もたくさんのご訪問、本当にありがとうございました。どうにも時間がなく、どうしても更新できませんでした。
なんとか今朝2時半に最後まで抱え込んでいた仕事が終わり、
ヤッホ~~~ホートランランラン状態のわ・た・く・し♪

さすがにお弁当は夫に任せ、8時までベッドに。いつも賑やかな子どもも抜き足差し足で登校してくれたのか、知らないうちにいなくなってました(笑)

お弁当のメニューは、そぼろ・炒り玉子・シャケの三色弁当。
三色部分は作っておいたので、夫の仕事はご飯を詰めて上に三色を乗せること。善がこっそり教えてくれたところによると、
「ママ、色がけっこう混じってたよ。」
「学校に行くまでに混じっちゃったんじゃない?」
とささやき返すと、
「ううん。ボク、学校行く前にランチボックス開けて見たんだもん。
その時から混じってたよ。
と、大声で堂々。
重箱の隅じゃなく、弁当箱の隅をつつくタイプ?!

ホートランランランな私は家に缶詰だったこの1ヶ月、心に決めていた“プチ夢”を一気にかなえるため、珍しく“お出かけ”してきました。
その夢とは・・・

プチ夢その1:髪を切る
「そんなのジャンジャン行けばいいじゃーん!」
と言われそうながら、髪といえども知らない人にからだの一部を触れられるのが苦手な私としては(マッサージなんてもってのほかTT)、知らない美容院に行く勇気がなく、NZに来てからまともに髪を切ったことがありませんでした。(ちょこっとは切ってましたが)

3月に香港に行ったとき真っ先にしたことが、11年通いつめた美容師さんのところに駆け込むことだったくらい ┐(  ̄ー ̄)┌
お気に入りのところがあれば、髪を切るのはむしろ好きな方で、香港時代はかなりの頻度で行ってました。今日は初めてのところでしたがとてもリラックスでき、多分これからもお世話になりそうです。

プチ夢その2:爺さんのカフェへ
掲示板にも時々立ち寄ってくれる爺さんは、サイトブログもあって最近やってきた日本人永住組の中では最も有名人かもしれません。元エンジニアのご夫婦は何を思ったか(って、ご本人の弁です)、突然“経験ゼロ”の飲食業に参入、しかもオークランドの一等地中の一等地に、どぉ~んと大きなカフェを構えてしまったのです。

その華々しさたるや、永住組の中でも群を抜きます。みじんこビジネスの西蘭家とは雲泥の差(自爆) 両家に共通するのは、
創業日が2005年4月1日で同じということくらい´▽`v

爺さんの淹れるフラットホワイトは、きめ細かい硬めのフォームの下にちょうどいい温度の濃い目のコーヒーという、繊細にして几帳面。丁寧な作りが味にもフォームにもしっかり出ていて、それはそれは真面目においしいのです。

「だったらジャンジャン行けばいいじゃーん!」
と、再びツっこまれそうですが´。`;、自宅より東で生活圏ができあがってしまっている上に、買い物から遠ざかっている私が繁華街にある爺さんのカフェ方面に出向く機会も少なく、なかなかチャンスがありませんでした。なので今日はしっかり堪能してきました♪

プチ夢その3:ミリーズでお買い物
移住前、観光客で来ていた頃からのお気に入りの店、ポンソンビーの「ミリーズ」。キッチンアイテム専門店で見ているだけでも楽しくなる、カラフルでかわいいアイテムが目白押し。
「移住したらここでキッチンアイテムを揃えよう♪」
なんて呑気に考えていた当時。
(ポンソンビーのランドマーク。当時は郵便局でした→)

今や真剣に“物減らし”に取り組み、宣伝文句ではない本当のシンプルライフ(ありましたね~、昔。高倉健さんのアレ)を目指す私としては、あってもなくても構わないのに見たらほしくなるような物をごまんと揃えたミリーズは超~危険ゾーン!
(↑「危険物´。`A」がいっぱい!)
この2年間、一度も買い物をしたことはありませんでした。


しかし、とうとうそれを解禁する日が・・・(大げさ)
どうしてもここでないと手に入らないものを買いに、いざいざいざ。
目を剥いて絶句する夫を横目に、とうとう目的のモノをゲッチュ♪
ゲッチュしたモノに関しては改めてエントリするとして、
やったぁぁ~、仕事明けのプチ夢三冠。るぅぅ~ん

さーて、明日からは7月末以来、ピタリと止まっていた引越し荷物の片付け再開です(大汗)
メルマガ、他のブログや連載も早々に再開しましょう(祈)

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ググっちゃいけないの?

2006-08-17 | 経済・政治・社会
グーグル、「ググる」の使用に難色という記事。
すぐリンク切れになりそうですが、リンクはコチラ

「じゃ、なんて言えばいいの?」
とツっこみが入りそうなくらい定着した言葉だと思ってましたが、
今になって“難色”ですか~、はぁ~´。`A

「ちょっとググってみたら、けっこうヒットしてさぁ。」
と、今や「ググる」は「検索する」の代名詞。状況は英語でも同じだそうで、英語辞書の権威「オックスフォード」のお墨付きにまでなっているとは!

一企業として宣伝費もかけずにここまで知名度が浸透するなんて、こんなにスゴいことはないと思うんですが、でも、
難色”ですか~、はぁ~´。`A
(「ゼロックスする」以来では? 20代の人わかるかな?)

ライバル企業が巨額の宣伝費をかけたとしても、ここまでの浸透はまず達成不可能でしょう。
「ヤフる」とかぁ´。`?
自然発生して定着したものだからこそ、他社が真似のできない強みなんじゃないかと思いますが、
難色”ですか~、はぁ~´。`A

リンクした記事の中のコメントにあるように、
「グーグルがかつての格好良さと遊び心を失いつつある」
「検索業界を独占していることに対する明らかな賛辞」
「史上最悪のPR活動の1つ」
と、会社と利用者や識者のこの体温の差。

グーグルも今や立派な上場企業。
株主のために企業価値を最大限に引き上げるため、商標価値を云々し出したりしたのではないことを祈ります。(企業価値なんてものは消費者には関係ないですから。消費者が気にするのは提供される物・サービスと価格の間の満足度だけでしょう)

金銭に換算される商標価値なんて、消費者にはもっと関係ないもの。それよりグーグルが使いやすくて、なんとなくイケてる方がずっと大事で、それこそが企業にとっての価値であり、飯の種なんじゃ?

上場企業(というか株というもの)の大きな矛盾――
それは株主も消費者であるということ。
そして両者の利害はほとんど噛みあわないということ。



同じ商品なら、
一銭でも高く売って会社に儲けて欲しい株主。
ところが、
一銭でも安く買いたい消費者。
この両者が同一人物だったら?

・・・ということを、フと金融ちっくに考えてしまったニュースでした。この大きな矛盾の答えが見つからず、私は株をやりません。
(仕事ではずーっとしてましたが。今持ってるのは公益1銘柄のみ)
当面は、タフな消費者の道を行きます。

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ジョギング再開

2006-08-16 | 健康・美容
「再開ってことは、やめてたってこと?」
とお気づきの方、スルドい!? ハイ、その通り´。`;

6月の最終週あたりから生涯最悪の風邪を引き、2週間も寝込み、起き上がったと同時に引越し準備に入り、7月11日に引越し・・・。
3週間片付けに片付けて、8月に入ったとたん、なんだか身辺が急に慌しくなり、今日に至りました。

外はすっかり春になっていました。
6月の頃は霜が降りた真っ白の芝を横目に走っていたのに、今やあちこちで梅や木蓮が花盛り。芝も瑞々しく、空は青々しく。
美しい朝です。

ところがあまりに久しぶりで、すっかり新陳代謝が悪くなってしまったのか、ショートパンツに長袖T、薄手のフリースという格好でも最初の500メートルくらいは歯がガチガチするほどの寒さ。霜が降りて冷たい南風が吹いていた6月の頃ですらこんなことはなかったというのに!

「からだはいくつになっても鍛えれば応えてくれる」
という言葉を噛み締める思いでした。逆もまた真なりで、
「鍛えなければ応えてはくれない」
ということにもなりそうです。

生活を元のペースに戻すためにも、1日も早く日課に戻しましょう。
「よ~し、明日も!」
と思いつつ、ニュージーランドはもう朝1時半@@ 
今日、じゃないですか!
ひぇ~! おやすみなさ~い´。`;;(あたふた)

(私のジョギング・ストーリーの始まりはコチラから)

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お出ましはズッキーニで

2006-08-14 | 映画・文化
1週間ぶりです。
今月に入るや1日に「8月の予感」、5日に「予感的中」なんて呑気に言ってましたが、その後さらに、
「もうアータ、それどころじゃなくってよ!」
という展開になり、なんだかんだとマジメに仕事をしております、ハイ。まだまだ続きそうです、ハイ。
よろしかったらその辺の経緯をサラッと書いた、メルマガ「その日暮らしの在宅業」など、どーぞ。

お盆ですね~。
などとカルく言ってはみるものの、日本での社会人経験がゼロなので、実感がまありません。親戚もみな市内に住んでいたので帰省ラッシュというものも、
「スゴいな~。ご苦労だな~。」
とテレビで観ているばかりでした。

それでも敬愛する義父が帰ってくるとあれば、
「何かしよう!」
と、ズッキーニで馬を作りました。所要時間30秒。お供えもなくてちょっと愛が足りませんかね? 

ここ最近のオークランド、連日の雨で外に置くのはこの辺が精一杯。戻って来てくれたからには、あとは家で歓待しようかと。
(どう´。`?)

なんて言っているうちに、明日がもう送り盆なんですね~@@ 
たったの2泊3日? せっかく1年に1回のお帰りだというのに? 
これではなんだか帰ってきてくれた精霊に申し訳なく、西蘭家では中華風にドーンと1ヶ月、今年は閏月とかで2ヶ月という話ですが、長逗留してもらおうと。(中華風お盆に関してはコチラからどうぞ)

この年になるまで知らなかったのですが(赤っ恥)、
迎え盆が「早く来て」と馬(=キュウリ)、
送り盆が「お土産をたくさん持ってゆっくり帰って」と牛(=ナス)

なんですってね!
ガーン!!
今まで冷蔵庫にあったどちらか、時には両方を、などというテキトーなことをしていたので、牛馬逆だったかも、ですぅぅ~~TT

「ゆ~っくり来て、手ぶらでとっとと帰って!」
って? 
これじゃ鬼嫁┐(  ̄ー ̄)┌
お義父さん、ごめんなさぁぁぁい・・・

迎え盆は、こちらのキュウリが1本30cm以上もある巨大なものなので(種もなく柔らかくておいしいですが)、
「これに足をつけたらムカデ!」
ということで即、却下。
「どうせ西洋社会で暮らしてるんだから。」
とここは開き直って、ズッキーニにしました♪

独り乗りにはちょうど良さそうな大きさだし、色も鮮やか。
おまけに義父はイタリア料理が一番好きでしたから、本人もOKでしょう。(私たちもオリーブオイルで軽く焼いて食べましたよ!)
帰り盆は、温(12歳)の提案でオモシロイものに・・・。
その時には写真をUPしますね。

せっかくなので「義父がいるうちに」と、温が進学を希望している学区外の高校(日本でいう中高一貫校)へ願書を出しました。大学受験以外、受験というものがないニュージーランド。越境といっても結果はくじ引きなので、それこそ天任せ!
お義父さんあとは、お願いしまーす(伏)

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新居での雨

2006-08-07 | 家事・家計・リサイクル
「もう何日降ってるんだっけ?」
と思うほど、オークランドは雨が続いています。これって“春の長雨”なんでしょうか? 毎年、この季節、
「ほころび始めた梅が散っちゃう!」
と心配になるほどの長雨や強風(春一番?)があります。

2年暮らした前の家、ミセス・ダレカの家では、雨でもドンと来いでした。どんな天気でも家の中で洗濯物が簡単に乾いたからです。ところが今度の家はフツーの家のようで(笑)、なかなか乾きませんTT ただ今、どこにどう干したらいいか思案中です。

なぜ前の家だとどんどん乾いたのか?
まず、広からず狭からずのランドリールーム(2畳ほど)が北西向き(北半球の南西向き)だったため、夕方までよく西日が入ったことが挙げられます。外で乾ききらなかったものを内干ししておくと朝までに完全に乾いていました。

そればかりか、雨の日に洗濯機から出した洗濯物をそのまま干しておいてもかなり乾きました。陽がほとんど差さない日にでも、です!
そのため2年間、乾燥機なしで苦もなく過ごしてこられました。ミセス・ダレカも小さい子が2人いましたが、乾燥機を持っていませんでした。

それともう1つ、強力な助っ人が・・・。
それはホットウォータータンク、つまりお湯のタンクです。NZではオール電化の家が多く、前の家にもガスがありませんでした。その代わりシャワーやお風呂ばかりでなく、どの水道からも出るのお湯を作り貯めておく、大きなタンクがありました。

私の背丈よりも大きい180リットルのタンクには24時間熱湯に近いお湯ができていて、使えば自動的に水が補給されて電気で沸かしていました。エネルギー面では恐ろしく非効率なものですが、NZではいまだに一般的でガス湯沸かし器の普及はまだまだです。(料理もガスではなく電気がほとんど)

タンクは、2ヶ所のバスルームで同時にシャワーを浴び、キッチンでお湯を使っていても支障がないほどの容量で、周りがかなり温かく(手で触れるくらい)、少しでも熱効率を上げるためにフワフワのピンクのコットンですっぽり覆われ、さらに緑の服を着せられていました。

タンクを収めた専用のキャビネットの中はいつも温かく乾燥しているので、リネンをしまっておくのにこれ以上の場所はありませんでした。おかげでタオルやシーツはいつもパリッとふかふか♪

これを見逃す手はありません。
翌朝までに乾かしたいものがあると、この扉の中にハンガーで掛けておきました。
(ハンガーをかけるために何ヶ所か自分でホックをつけ、どんどん乾かしていました→)

子どものスポーツシューズが乾ききらなかった時も、中に新聞紙を詰めてタンクの上に乗せておけば一晩でかなり乾きました。汚れた体操着や制服(いずれも化繊)など、学校から帰ってきてから洗っても翌朝までに問題なく乾いていました。

今の家にもタンクがありますが、専用キャビネットがなく、ランドリールームの端に服も着ないでポンとむき出しで置いてあります。これでは熱が逃げてしまい、服や靴を乾かすには至りません。北西向きの部屋にも干してみましたが、ランドリールームよりずっと広いせいかあまり乾きません。返す返すもよくできた家でした。

そして降り止まないこの長雨´。`;
今日は見るに見かねてとうとう子どもの靴を洗いました。
「明後日はいていく」

という注文です。
さて、どうなるか?

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予感的中

2006-08-05 | 家族&夫婦
数日前のエントリ「8月の予感」で、特に根拠もなく、
「今月はなんだか忙しくなりそうな予感」
と言っていましたが、どうやら予感的中。
不思議ですが、こういう予兆って本当になるものです。

まずは意外なゲスト・ラッシュ。
ラッシュと言うと大げさですが、普段静か~に暮らしている身には週平均2回のゲストはかなりのラッシュ。夏場並みです(笑)
しかも、ほとんどが急に決まったことで、
「急にオークランドに行くことになって」
「今から行ってもいい?」
みたいな話。

(←さっそくゲストを迎えてのサンデッキランチ再開♪差し入れの絶品手作りローストビーフに日頃の慌しさも帳消しでした☆)
なので引越し後のハウスウォーミングとは無関係。そっちの方は最終的な片付け同様、どんどん先延ばしに(笑)

そして、ラグビーシーズン真っ盛り。
これも週末の時間をウレシく食いつぶす大きな要因です(笑)
例えば今朝。子どもたちのラグビーの試合が時間差であり、私は家で後方支援。夫はコーチ兼ドライバー兼サポーターで前線へ。
午後イチで試合のある温に適当な時間にブランチを食べさせ(試合直前には食べられません)、その片付けが終わったところで、善が雨の中の試合でびしょ濡れになって帰宅。

彼がシャワーを浴びている間に、熱々のヌードル・ランチを用意。夫はトンボで温を送りに。その間も片付けたり、雨で内干にしていた洗濯物を取り込んだり、仕事をしたり。夫が帰宅し今度は彼のランチを用意。一息ついたところで、温が呆気に取られるほどドロだらけで帰宅。本当にジャージの色がわからないほど真茶色T▽T

すぐにドロドロのジャージの手洗い開始。野郎3人はラグビーのテレビ観戦スタート!(私だって観たいよ~TT)なのに、
「ギンギンに熱い紅茶!」(温)
「コーヒー!」(夫)
「インスタント・コーヒー。ミルクたっぷり!」(善)
と注文が・・・。
こらぁ~!ここはスポーツバーじゃないんだぞー`へ´#」
でも、気がつけば午後ティーの時間、私だって飲みたいよ~TT

今日は午後2時半から夜中の12時半まで、ラグビーのライブがびっしり!ラグビー好きとしてはどれも外したくない試合ばかり。
今シーズンから試合数も増えて、時間のやりくりをどうするか本当に悩ましいです。野郎どもみたいに、ずーっと座っているわけにもいかないしTT 

明日の昼間はイーデンパークへ。オークランド対タスマン戦を観に行きます。夜はお呼ばれになるか、うちでお招きになるかまだ場所が決まっていませんが、いずれにしても何かちょっと作らなくては!(買い物にも行けず冷蔵庫はかなり空っぽなんですがぁ@@)
週末はしばらくこんな調子になりそうです。

週中?もちろん、新居の大掃除と後片付け続行でぇ~す ̄▽ ̄;
(なんだか言い訳オンパレードみたいですが、メルマガ「西蘭花通信」とラグビーブログ「オフ・ザ・ピッチ」の更新が滞っててすいませ~んー人ー)

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牙科デビュー

2006-08-04 | アジア・中華・香港
中国語を習い始めた頃は笑い転げることばかりでした。
「丈夫」(チャンフ)と書いて、意味は「夫」。
「そうよね、夫は丈夫じゃなきゃ!」(クスクス)
(ハリー・ポッターも漢字で書けばこの通り。なんとなくお笑い系に↑)

状況は日本語を勉強する中華系にとっても同じです。
「大丈夫」で意味は「OK」?
「そうよね、夫が大きく、しっかりしてればOKよね?」
と(笑)

しかし、慣れてくるとこんなおかしさもなくなり、日本から遊びに来た友人が看板を見ては抱腹絶倒で写真を取りまくっているのを横目で見ては、
「そんなにおかしい?」
と、新鮮さも薄れ・・・

「卡拉OK」(カラOK)で「カラオケ」
「三明治」(サンミンジー)で「サンドイッチ」
「伊粉」(イーフェン)でイタリアの粉、つまり「パスタ」
ずばり「湯」で「スープ」
だから「味噌湯」で「味噌汁」
なんて見ても、
「ふ~ん。」
てなもんです。

それでも、今でもついクスッとなってしまうものもあります。
そんなののひとつに、
「牙科」(ヤーク)
があります。歯医者のことです。歯は中国語で「牙歯」(ヤーチ)。
歯科になるか牙科になるかは50%の確率だったわけですが、最初の字をとって、牙科に ぷぷぷぷぷ´m`

(←これも今でも笑えるくち。広東語の「落」は「降りる」ですが、どーも漢字のニュアンスは「転がり落ちる」イメージで´。`; 

バスやタクシーで「落車」(ロッチェー、「降りま~す」)という時、いつも複雑な心境。飛び降りるかって ̄▽ ̄;)

今日、夫は生まれて初めて歯医者に行きました。
1週間ほど歯痛に悩まされ、あれこれネットで検索した結果、
「虫歯かも!」
という、非常にありがちな結論に達し(笑)、意を決してでかけて行きました。

「電話帳で探して行く見知らぬ医者なら・・・」
と、彼が選んだのは牙科。そう、中華系のところでした。
「手先が器用そう。なんとなく安心。」
という非常~に漠然とした理由ですが、中華圏に20年近くいた私たちには至極自然な選択です。

「すごくイイ感じだったよ」という牙科の診断によると、虫歯ではなく歯茎の腫れによる痛みだったそうで、彼は生涯初の歯の治療を免れました。診察も今日の1回でおしまい。好印象と好結果に、西蘭家ではますます、
「Dentistよりも牙科♪」
となりそうです。

マユちゃん物語はビックリするような展開に@@
続報はまたの機会に。
よい週末を!

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がんばれ、マユちゃん

2006-08-03 | アジア・中華・香港
「ウェイ(=中国語のもしもし)、みこと?ちょっと大変なのよ~」
と、昨夜、焦って電話をしてきたのは香港のお隣、マカオからの移民のジョイス。

「今うちに交換留学生で9歳の日本人の女の子が来てるの。でもホームシックみたいでまったく元気がなくて、どーしよー!!!英語もほとんど通じないし・・・。うちが合わないのかしら?」

電話を代わってもらったマユちゃんは蚊の鳴くような声。さぞや心細かったんでしょう。でもジョイス一家に不満はなく、
「一緒に来ているミサキちゃんと遊びたい。」
というたった一言を伝えられなくて困っているだけでした。

放課後、それぞれのホストファミリーが学校にクルマで迎えに来てそのまま帰宅してしまうので、ずっと遊べずにいたんだそうです。お互い自分の住所も電話番号もわからず、ホストファミリーとも話らしい話もできず、相当困っていた様子。

「そうだったんだ。大変だったわね。でもエラいじゃない1人で一生懸命がんばって。アルファベットが書ける?」
「はい。」
「じゃ、おばちゃんの言うとおりに書いてみて。
“アイ・ウォント・トゥー・プレイ・ウィズ・ミサキ”
(ミサキちゃんと遊びたい)”
それからマユって書いて、ジョイスの電話番号も書いて、明日、学校でミサキちゃんにホストファミリーに渡してもらうように頼んでみて。きっと電話がかかってくるから。」

「でも、ここの電話番号知らないの。」
「じゃ、今度は書かないで覚えてごらん。
“ホワット・イズ・ユア・テレフォン・ナンバー?” 
テレフォンとナンバーは日本語と同じでしょう?ジョイスに聞いてごらん。」

“ホワット・イズ・ユア・・・”
消え入りそうながらも、マユちゃんの聞いている声・・・
しめしめ。
(←マユちゃんが暮らす街)

「マイ・フォン・ナンバー?」
とジョイスの大きい声。テレフォンじゃなくてフォンと言っていて、
あちゃ~。
英語ではまったく同じでも、今のマユちゃんには大きな差。でもちゃんと通じたようで、ジョイスが書いたものをマユちゃんに電話口で読み上げてもらいました。

「その通り!おばちゃんはジョイスの友だちだから、本当は電話番号を知ってたの。でもマユちゃんに自分で聞いてほしくて、わざと頼んだのよ。ちゃんと通じたじゃない!大丈夫、これで明日も上手くいくわ。週末にはきっとミサキちゃんと遊べるわよ、がんばって!困ったことがあったらいつでも電話してきてね。うちに来てくれてもいいわよ。せっかく来たんだから、楽しんでいってね!」

一方のジョイス。
「そうか、うちが嫌だったんじゃないのね。よかった~♪ スパゲティーが食べたいって言ったみたいなんだけど、そんなモン作ったことないじゃない? 慌てて買いに行ったのよ~。日本人だからちょっとは中国語が通じるかと思ったけど、全然ダメなのね~。

おーぉ!中華系ならではのこの大胆発言@@
「スパゲティー?そんな洋食(!)、家で食えっか!」
のノリ。その後、ピザも買いに走ったそう(笑) 多分、普段はコテコテの中華家庭料理を食べているんでしょう。(オイシそー♪)

そして、9歳の子に中国語しゃべれって? そりゃ無茶ってもんでしょ ̄▽ ̄; しかし、脈々と続くこの中華思想は見上げたもの!

日本人は秦の始皇帝が送った使節(一応美男美女ということに)の後裔、
だ・か・ら、
日本人≦中国人
という、台湾留学時代から耳ダコ状態で聞かされてきた話´。`A

「ヘイヘーイ。だから美女でしょ?」
と、何度同じジョークで返したことか(笑)
なぜかよく笑い転げられましたが ̄~ ̄?

どうかマユちゃんからの伝言が上手く伝わっていますように。
(名前は仮名です)

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春の気配

2006-08-02 | ペット・動植物
ここ数日のオークランドは驚くほど暖かく、今日で連続3日、朝起きた時に窓に結露がありませんでした(喜) おかげで庭もその向こうの通りも、ずっと遠くまで見渡せ視界が一気に広がった感じです。その代わり日中は降ったり曇ったり。しかし、少し前までの冷たい雨とも違い、刻々と季節が巡っているのを感じます。

成長するに連れて寒がりになり朝の着替えにストーブをつける長男・温(12歳)も、最近はストーブなしで済ませるようになりました。
去年は確か、
「結露がつかないくらい暖かくなったらストーブは止めたら?」
と話した記憶があるのですが、彼がこの会話を覚えていたとはとても思えず、自然につけなくなったよう。(寒がりと同時に面倒くさがり屋でもあります)こんなところにも季節の移り変わりが(笑)

夕方もかなり陽が延びてきました。つい最近までは6時ともなれば真っ暗だったのに、今では善(9歳)など帰ってくるのが悔しそうなくらいの明るさです(笑) (善の門限は6時です。決まりを作っておかないと5、6キロ離れた友だちの家に、在宅かどうかも確認しないで歩いて遊びに行ってしまう鉄砲玉タイプなので´。`;)

日当たりのいい通りでは桃が咲き始め、うちの庭のも早々にほころんでくることでしょう。この木、色鮮やかなオウム(?)のつがいがしょっちゅう遊びに来ていて、盛んに大きい嘴で小枝についている何かをついばんでいます。

(やっと写真に!でも雨の日のガラス越し撮影で色の鮮やかさが今ひとつで残念↑)
かなり長い時間やっているのでよほどおいしいのでしょう。虫なのか芽なのか?

暖かくなるだけで動植物から人間までが生き生きとし、それぞれに新しい季節を謳歌する姿を知れば知るほど、四季折々の豊かさを感じずにはいられません。自然の摂理なんでしょうね。ネコの夜の外出時間も回数もめっきり増えて、ドアの開閉に忙しいです(笑)
見上げればきれいなおぼろ月。あちこちに春の気配。

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8月の予感

2006-08-01 | 家族&夫婦
8月ですね。
北半球はいよいよ夏本番!今頃はみなさん、夏休みの計画で持ちきりなんでしょうか? 
今月はなんだか忙しくなりそうな予感。
7月は「とんでもないインフルエンザ+引越し」で終わってしまいましたが、今月は予定が立て込みそうです。こう感じるのも、
「今のうちに家を片付けとけ!」
という虫の知らせなんでしょうね。虫さんアリガト(笑)

今日は昼まで仕事。夫も外出していて、2人で遅めのランチ。とても何か作る余裕がなく、昨日のうちにシンがポールとマレーシアではおなじみの排骨茶(バクテー)というスペアリブのペッパースープを作っておいたので、それをご飯と一緒に。専門店では「排骨茶と白飯」が基本ですが、裏を返せばおかずはなし´。`A あっは。

食後は2人で二手に分かれて、掃除機かけや後片付け。3時過ぎに遠方からの友人がワインを提げてハウスウォーミングに来てくれることになっていたので(感激TT)、親しい友人とはいえ少しでもおもてなしを・・・と、最後のあがき。

西洋社会では引越し祝いとして、「ハウスウォーミング」(家の温め)と称するパーティーで引越した本人がゲストを招いてお祝いします。その時に家の隅々まで見せる「ツアー」までします。バスルームから寝室はもちろん、クローゼットまで開けて見せてくれ、まさに家のお披露目☆

今の西蘭家、ご想像通りとてもそこまでできる余裕はなく、開けてお見せしたいクローゼットなど、これから業者を呼んで取り付けなければならない始末 ┐(  ̄ー ̄)┌  
オフィシャル(?)ハウスウォーミングまでの道遠し・・(遠い目)

それでも友人はくまなーく見ていき、カーテンの裏までめくって、
「なかなかいいカーテンじゃない。ソファーの色とも合ってるわ。」
姑系チェッ~ク_φ( ̄ー ̄ )
「前のオーナーに残してもらったの。」
「この端に紐を通して窓に丸くドレープをつけてかけたら?」
「はっ、はい。お姑サマ」

「この古さの家にしては天井がちょっと低くない?」
「直してるでしょうね。ライトを埋め込んでるし。」
「この直し方だと70年代に手を入れたのね。いつ改装したの?」
「知らなーい。」
「ちょっとちょっと、買う前に専門家に見てもらったの?」
「もらったー。」
「屋根裏に上がってみなさいよ。きっと天井が二重になってるわよ。当時、流行ったのよ、この高さがね。」

私たちには十分高く見える天井も、彼女の目から見ると70年代に映るよう。カーテンの端に縦にずらっとついていた小さい丸い輪の意味もわかり、たったの1時間でいろいろ勉強させてもらいました。さすがキウイ、見ているところがぜんぜん違うんですね~@@

5時からは温が進学を希望している高校の説明会があったので一家で行ってきました。こぢんまりとした共学校で、温には合っていそうです。私自身もマンモス校と呼ばれる生徒が何千人にもなる学校よりもこぢんまりとした学校が好きなので、高校、大学ともそんな学校を選んできました。まっ、行くのは彼ですが(笑)

明日は珍しく女の子のお客さん(善の同級生)があります♪ 
夜は6年生の卒業公演で小学校へ観劇に。

(←一時はまったく元気がなく、すべての葉っぱが真下に垂れてしまっていた小さいほうのアボカドの木。ここ2日の雨で一気に葉っぱが持ち上がってきました!さすが天然の雨、スゴいです。毎日、水&米のとぎ汁撒きをしていましたが顕著な変化はなかったのに、この時よりずっと元気に。負担を軽くするために葉っぱを刈ってみましたが正しかったのかしら?)

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